見出し画像

海士の島旅へ!『リモートトリップ第2弾』参加レポート

『リモートトリップ第2弾 海士町ブランド岩牡蠣「春香」と、冷凍もずく』編

参加した経緯は、もともと隠岐諸島や海士町(あまちょう)に興味があり色々と眺めていました。そんな中で同僚が隠岐を訪れたり、知人が転職で隠岐に行く予定と聞いたり、少しずつ縁が近づいてきているかな~と思っていた時に、facebookでたまたま見つけたのがこのイベント。
旅行企画・実施は、株式会社島ファクトリーさん。

海士町とは

海士町と言えば、町のキャッチフレーズ『ないものはない』が有名。
何年か前にSDGsに興味があって朝日新聞デジタルで海士町に関する特集記事を読み、感じた『ないものはない』宣言の潔さと清々しさを今でも鮮明に覚えています。

海士町 島根県隠岐郡 中ノ島 場所はこちら↓
https://goo.gl/maps/jVG1XrhEsXjyt7CC9

《一般社団法人 海士町観光協会HPより抜粋》
海士町は2011年に「ないものはない」宣言をしています。この「ないものはない」という言葉は、(1)無くてもよい、(2)大事なことはすべてここにある、という二重の意味をもちます。離島である海士町は都会のように便利ではないし、モノも豊富ではありません。しかしその一方で、自然や郷土の恵みは潤沢。暮らすために必要なものは充分あり、今あるものの良さを上手に活かしています。「ないものはない」は、このような海士町を象徴する言葉、島らしい生き方や魅力、個性を堂々と表現する言葉として、選ばれました。
地域の人どうしの繋がりを大切に、無駄なものを求めず、シンプルでも満ち足りた暮らしを営むことが真の幸せではないか?何が本当の豊かさなのだろうか?東日本大震災後、日本人の価値観が大きく変わりつつある今、素直に『ないものはない』と言えてしまう幸せが、海士町にはあります。
《(株)島ファクトリーHPより抜粋》
日本海、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島、海士町。
人口2300人の小さな島には年間約3万人の旅行客が訪れます。
島前カルデラと呼ばれる特徴的な地形は、島と島の間の内海の景色が美しく、隠岐ユネスコ世界ジオパークとして人気の観光地のひとつ。
晴れた空の下、穏やかで優雅な海を眺め、旬の食材を楽しみながら、島の自然、文化、暮らしに触れるために、多くの観光客が海士町を訪れます。

画像12

株式会社島ファクトリーとは

《(株)島ファクトリーHPより抜粋》
株式会社島ファクトリーは、島の旅行会社。
日本全国から海士町、島前エリアへ多くの観光客に訪れてもらいたい。訪れたお客様にに一生の思い出に残るような体験をしてほしい。そんな想いで、旅行ツアーを造成・販売しています。
隠岐諸島の観光シーズンのピークは毎年4月から11月。まさに2020年のピークを迎えようとしていたときに、新型コロナウイルスが発生、感染拡大。医療機関に限界のある地方にとって、県外からの観光客を歓迎できない状況が生まれてしまいました。

困った。島にお客様を呼べない。皆さんに「隠岐に来てください!」って言えない…
島の宿泊施設、飲食店、お土産物やさん、ガイド業、交通事業者・・・観光に関わっている島の事業者も、お客様に来ていただけないと困ってしまう…島の旅行会社として島ファクトリーが出来ることはなにか。

私たちは原点に立ち返りました。
・なぜ離島へ旅行したいと思うのか?
・海士町の魅力はなにか?
・島ファクトリーが旅行を通して届けたいものはなにか?
そこで逆転の発想
島に来なければ”旅行”は成立しないのか?
旅に出ずとも、海士の魅力は体験できるのではないか?
そしてたどり着いたのが『リモートトリップ』でした。

海士町の魅力は?

《(株)島ファクトリーHPより抜粋》
多くの人が答えるのが「人とのつながり」
隠岐ユネスコ世界ジオパークである隠岐諸島の中でも島前エリアは、大地の成り立ちや独自の生態系に加えて、その歴史や文化などの「人の営み」のユニークさを魅力としている。
800年前に後鳥羽上皇がご配流となり、たどり着いた隠岐諸島海士町。
米や魚、野菜などの自然の恵みに溢れ、島を訪れる人をもてなし、島の外からきた人や文化をも受け入れ、発展した島の魅力は、800年前も今も変わらない。
その海士町の魅力を、旅をして堪能してもらう。
島の恵みと人と人との繋がり、そして島前カルデラの内海がもらたす美しい景色は、自宅にいる人へこちらから届けることが出来るのではないか。
島へ来なくても「旅行」は出来るのではないか。
そう考え、リモートトリップという「旅行」を催行しました。

画像12

リモートトリップのために自宅に届いたもの

①岩牡蠣 ※発泡スチロール内に保冷剤
②軍手、ナイフ ※ペンチは個人で用意
③岩がき虎の巻 『殻付き岩がきの剥き方』→開け方に関して写真と文章で分かりやすく解説有り。これを見れば動画が無くても開けられます。『生の岩がきの味わい方』→味わい方6パターン解説有り(そのまま、ネギ・ポン酢、ウイスキー、塩・オリーブオイル、ごま油、レモン)
④旅のしおり 手づくり感が◎
⑤海士町マップ

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

リモートトリップ開始!

Zoomへログイン。
スタッフ(旅の島コンシェルジュ)のおひとりがメインで進行を務められる模様。先ずは海士町への地理の説明、現実的な交通手段であるフェリーに乗船するスライドから、船内の案内やアドバイスなど。
そしてフェリーは海士町の菱浦の港へ入港。

画像14

その頃、現地では別のスタッフさんが待っていてくれていて(実際にZoomに参加)、そのリアルタイムの画面を通して島の海・風・音・空気まで感じられるような構成に。気分が高まる!
次にメインイベントである岩牡蠣タイム。全員揃って岩牡蠣を持って記念撮影。オンラインイベントってこれが象徴的ですよね。Zoom画面越しに参加者それぞれのパーソナリティが保たれた状態で記念撮影できるなんて。顔出し・名前出しNGな人は事前に表示されないように設定しておけば問題無いですし(事前に設定と心構えが必要)
あとは場所の問題。自宅で牡蠣を開けるわけですから、殻や液が飛び散ります(笑)。普通はテーブルでやればいいんでしょうけれど、実は私の居場所にはテーブルもシンクも無いので四苦八苦…。
さて、いよいよここからは、現地スタッフさんが青空の下で岩牡蠣開封を実践してくれます!

画像7

岩牡蠣「春香」を開ける!

岩牡蠣、大きい。そして殻は硬く、固い。
今回の岩牡蠣は通常のMサイズとのこと。
LLサイズとか果たしてどんな大きさなのか…。
殻付き岩がきの剥き方・味わい方に関しては丁寧な書面が同封されていますし、今回はオンライン上で実際に開ける様子を見ながらレクチャーをしてくれるので、とても親切で分かりやすい!
先ずは自前のペンチで殻を崩してナイフを入れる隙間をつくる(注、この記事のトップ画像の牡蠣の右上が欠けているのはペンチ跡ですよ)
そして付属のナイフを差し入れて、予めイメージしていた位置の貝柱を、切る。斬る。
岩牡蠣は二枚貝なので貝柱を切ることで蓋が開くのです。ただし中身は見えないから正に手探り…たぶん…これかな…きた、手応えあり!貝柱を切ると岩牡蠣が水を吐き出して、あれほど固く閉ざされていた蓋が、見事にふわっと開きました!裏側も同様に貝柱を切って身を取り外すと、現れたのは牡蠣のつるつる美しいフォルム!
水洗いして殻を取り除いたら、ポン酢をかけてそのまま口へ。
!!美味しい!!
海の香り、濃厚でクリーミーな味、後味はすっきり爽やか。最高です!

画像8

画像9

画像10

島内ドライブから交流会へ。

到着する港の光景や、海の青さ、響く汽笛、潮風の音を聞きながら牡蠣を開ける様子は、まるで自分がその場所にいるかのようでした。
その後、スタッフさんが車から外の様子を配信しながら島内をドライブ。家々や街並みが見渡せるので海士町への親近感がわきます。さらに、どなたかの自宅へ立ち寄ったかと思ったら、Zoomの画面に参加していた島民の方だった!という演出も。これ面白いです。
最後はスタッフさんと参加者の交流会。オンライン上で7~8人の小部屋に分かれて自己紹介を行い、海士町の話を聞いたり、リモートトリップへの参加動機を聞いたり、話に花が咲きました。
そして1時間半の時間が終了。解散です。

参加前の魅力と不安

魅力に感じた点は、『リモートトリップ』という新しい形態、Zoomで20人限定という適度さ、島在住の方々がコーディネーターとして参加すること、事前に牡蠣を自宅に送ってくれるという斬新さ、しかもちょうど牡蠣を食べたかった!こと。

不安要素は、高額設定(牡蠣の個数に応じて5,000円~10,000円程度)と時間帯(12:00~13:45)。金額はかなり迷いましたが、海士町の牡蠣クオリティを知る機会であることと、設定金額によって参加者の雰囲気も絞られるから良いかなと納得。時間帯は家族と一緒に昼食を食べたい時間帯でしたが、家族にお願いして自分だけ別スペースで待機させてもらいました。※イベントは「家族も皆んなで参加して、昼食で牡蠣を食べましょう!」という意図でこの時間帯(12:00~13:45)に設定されているのだと思います。参加者が大人であれば最適ですね!子どもが牡蠣を食べる年齢であるかどうかと、殻開けはナイフを使っていて危ないこともあり、小さい子どもがいるご家族には難しいかもしれません。次回は子どもでも楽しめるリモートトリップも期待してます☆

参加後の感想

とても充実した時間でした。
実際に訪れたことのない人間にとって、リアルタイムで海士町の今を五感+第六感で感じられる素敵な機会でした。視覚・聴覚は現地スタッフさんの画面から、触覚・味覚・嗅覚は手元に届いた岩牡蠣から、第六感はスタッフさんたちの人柄から、ダイレクトに伝わってきました。
これは最早リアルな『旅』クオリティですね。
リモートトリップを体験して益々現地へ行きたくなったこのドキドキワクワク感!しかも少しだけ海士町の人と繋がりができたので、実際に会える日が楽しみになりました!
なお、このクオリティというか雰囲気を構築できるのは簡単ではないと思います。リモートトリップに関わるスタッフさん(旅の島コンシェルジュさん)たちの素質と準備あってのイベントですね。素晴らしいイベントでした!


ここまで長文を読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
海士町の次の話は、いつか直接訪れて旅行記を書きますね。それではまた。

#旅 #旅行 #リモートトリップ #離島 #島 #しま旅 #隠岐 #中ノ島 #海士町 #ないものはない #SDGs  #イベントレポ

次回のリモートトリップ紹介 ※5/18追記

リモートトリップ第4弾【海士町×気仙沼】海士と気仙沼の美味しいものが自宅に届くスペシャル企画!日本海&太平洋2ヵ所同時旅行!
ご購入・お支払いの締切は令和2年5月26日㈫15:00まで。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集