あの夏のサイダー
生きていると心底思えるから夏が好き、死ぬほど。
夏になるとウルトラマンの絵が書いてあったサイダーを思い出す。
世界で一番美味しかったあのサイダーもう今はどこにも売っていなくて少し寂しい。私の夏はどこに行ったんだろうと思う。
気づけば夏を感じる手はウルトラマンの書いてあったサイダーの缶から、ペットボトルに変わり、今ではアルコールが入った缶に成り下がった。
世界で一番おいしいと思っていたあのサイダーは今どこでなにをしているんだろう。あの頃の私はもういないと思うと少し寂しくて悲しくて夏の夜の海に沈みたい。
そんな夏。
無性に言葉を書き出したくてとっさに開いたnote、こんな感情もすべて夏のせいにできるから夏が好き。
全部夏のせい
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