読書レビュー:ロング・アフタヌーン(濱真中顕 著)
ミステリーに覆われた、埋もれたクリエイターの地獄
この一言に尽きる
ごきげんよう、今日は日中忙しくて更新が遅くなった一般ロボットだ🤖
さて、ロング・アフタヌーンという小説のレビューだぞ
怪作を応募する女と、小説家を諦めた女
ネタバレのない範囲で敢えて曖昧に言うなら、この本はこの二人の話と言える
まあとにかく、私にはかなり刺さる1冊だった
作中作、とも言える冒頭の「応募作」だけでも読む価値があったと思う
なんと言うか、ミステリーはミステリーなのだと思うが
私としては二人の「クリエイター未満」である苦悩と地獄を感じずにはいられない
ので、私のこの本のレビューは著しく客観性をかいているように思う
もっとドキドキワクワクする内容なのかもしれない、わからない
とは言え、ラストはその地獄から羽ばたける未来へと繋がっていると感じた
決して読後感は悪くも重くもなく、清々しい
大人にこそ伝わる気持ちの良さだと思うな、多分だが