労働は罪か、美徳か
外資に勤めている私ですが、日本企業と多国間企業(外資団体)では働き方が大きく違います。
アメリカや日本、ドイツなどの先進国では9時から5時までのオフィス勤務やリモートワーク勤務が徹底していますが、日本企業を例に取ると、リモートワーク中に いわゆる「働かないおじさん」などという困った社員が居たりします。
なぜクビにならないのか謎ですね。
外資じゃ、ありえない働き方です。
アメリカやドイツ、イギリスなどは労使共に残業を極端に嫌います。
外国では「労働は人間の罪ゆえに神に与えられた苦痛」と考える傾向があるからです。
早朝に出社したり、早朝に仕事を始めて猛烈に働き、定時かその前に退社できる社員こそが「優秀な社員」なのです。
日本では残業代がなければ生活に困る、などと言う理解不可能な働き方をしますし、上司や先輩が帰るまで我慢比べの如くオフィスに居なければならないなどというナイーブなことがおこります。
国にもよりますが、外資では公然とシエスタ(昼寝)がある会社がある。
フランスやスペイン、イタリアやブラジルなどのラテン系の国々です。
だからと言ってこれらの国の社員たちが働かないか、といえばそうではありません。
もちろん人にもよりますが、日本の会社は「急がず、休まず、働かず」
という昭和の言葉に代表されるように、かつてはゆとりを持った時間配分の下で働く社員が多かった。
いまは「貧乏、暇なしで搾取」されている社員ばかりになりました。
逆に日本企業の悪しき慣例だった上司や先輩に無理矢理、酒席に付き合わされるということは無くなりました。
しかし、ワーケーションや完全リモートワークと言った働き方を否定しようとする老害上司がいまだに蔓延(はびこ)る封建性はやはり悪いものです。
「GoogleやAppleだってテスラだって、リモートワークを回避する傾向にあるじゃないか!」と気勢を上げる高齢社員もおりますが、海外のリモートワークは歴史が違います。
コロナ前からリモートワークやワーケーションに取り組んでいた企業のほうが圧倒的に多いですし、働き方の多様性を認める海外の中小企業なんてゴマンとあります。
要するにリモートワークに反対するのは日本企業の高齢社員がパソコンやネットのスキルに乏しいから。
スキルを教えてくれる若い社員に嫌われたら、もうお手上げ(笑)。
そんなダメな高齢社員、外国では「サッサと引退しろ!」と会社全体にヤジられて終わりなんですね。
アプリケーションのスキルを常に覚えて、それを生かして仕事をするという努力を高齢社員が放棄している。
それはすなわち「無能」ということです。
そして日本企業の社員は仕事中の無駄話がやたらと多い。
与えられた仕事に集中して無言で勤務し、終業時間にはサッサと帰る。
それが一番大事です。
私の上司だって、私だってハードに働いてます!
プライベートのために................。