マジメにやってる病院は..........
病院とひとくちに言っても様々な病院があります。
個人契約のかかりつけ医、小さな街の診療科、がん病棟の専門病院、大都市の大総合病院など実に様々でそんな病院が外科や内科、脳外科に循環器科といった具合に細分化されています。
これらの病院は「経営」という側面で見たときに儲かっている病院もあれば経営が大変な病院というのも、これまたあります。
私が知る限り、良心的な病院の院長先生になればなるほど、質素倹約をムネにしていらっしゃるケースが多かった。
生活スタイルなど本当に地味で高級車を乗り回したりだとか派手な言動を控えておられる。
そんな先生ばかりでした。
経営というのは利潤(利益)があがると、先ず社員(職員)に給料を分配し、次に経費と納税を差し引き、最後に残った取り分を経営者(ドクター)が受けとるのですが、悪い病院になるとこの順序が逆になりますから、職員はいつも文句を言っていますし、職員達がそのフラストレーションをクライアント(患者・デイケア利用者)にぶつけたりもするので院内の空気は荒れ放題に荒れる、ということになるわけです。
私の父親は会社を経営していましたが、いまでも憶えているのは私が高校生のころ、受験勉強に疲れて朝の3時に寝ようとすると父の書斎の灯が点いていて、その中で懸命に社員の給料の金策を考えていた父の姿です。
素晴らしい経営者というのは、先ず働いて下さる職員の生活に責任を持つ経営者。
「あたりまえだ」と仰るみなさんに言いたい。
もしも、そのあたりまえが社会であたりまえに行われているならば、世の中はこんなに荒(すさ)むでしょうか?
多くの経営者が暴利をむさぼるようになって社会はおかしくなっていったのです。
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