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外国語は先ず話そう !

わたしは外国に本部がある空手団体に所属しているのですが、ワッツアップやメッセンジャーを使うようになってから英語に親しむことが多くなりました。

親しむ、と言っても仕事ですから、ある程度解らなければどうしようもないのですが、最初は戸惑うことばかりでした。

Messengerアプリをタブレットやスマートフォンにインストールしていると、もう世界中あらゆるところからチャットやコールバックがバンバン来るんですね。

当然、日本語ではなく、ネットの共通語である英語でコールが来ます。

あるネパール人からコールが来たときのことでした。

わたしは あたふたと、どうにか上手くしゃべろうとしたのですが、やはり喋れません。

ボソリ、ボソリ、と話していると、かのネパール人の男性は言いました。

「なぜ、あなたは自分の言葉で話そうとしないのですか」と。

続けて彼は言いました。

「言葉は道具だ。道具が立派である必要は無い。用が足りれば良いんだ。いちばん悲しいのは話してくれないこと。自分の言葉と表現で話そうとしてくれないことだ。日本人はみんなそうです。それが悲しい」と。

至言でした。目からウロコでした.........................。

彼らの英語は「草英語」なのです。

彼等は出来ない英語をさも知っているかのように話すことはありません。

そして、日本人が世界の中で英語が下手だということも知っている。

それなのに日本人は彼等に言わせれば「気取った、気の利いた」表現をしようとする。

日本人は高等教育を受ける中で文法ばかりに固執する。

それなのに全く喋れない。

当たり前です。

しゃべる訓練をしていないのだから.........................。

わたしはスリランカや、アフリカのガンビアなどに友人を作って毎日のようにしゃべる訓練をしています。

彼等は私の下手な英語でも一生懸命表現すると、その意味を汲んでくれるし、対等に対話をしてくれる。

彼等と話すとき、私はいつかのネパール人の言葉を胸に描くのです。

「言葉は道具だ。道具が立派である必要は無い。用が足りれば良いんだ」

言葉は道具。

「その道具を使って何をするか。」

それが大事なのです.........................。

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空手アホ一代
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