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障害者犯罪のウソ
世の中の人々に精神障害者のイメージを聴くと、「大変言いずらいが、犯罪者予備軍」という答えが返って来ることがあります。
これは本当によく言われる偏見のひとつとして日本社会に定着している悪しきイメージですが、実際の精神障害者の犯罪行為は0.6パーセント程度にすぎません。
犯罪者の99パーセント以上は いわゆる健常者によって行われている事実を知る人は少ない。
日本のどこかの繁華街でヤクザが大暴れしていても世の中の人々は「そんなもんだ」ってな調子ですが、日本のどこかで一人の精神障害者が法に触れると「あいつら障害者を全員閉じ込めない行政が悪い!」と役所にねじ込む困った人々は大勢おられます。
精神障害者は私もよく知っていますが、まず見た目が悪い(笑)。
うつ状態の患者などがそうですが、薄汚れた服を着て定まらない焦点の視線で商店街をウロウロしてしまったり、急性期の統合失調症患者などはよくわからない言葉を一人でしゃべりながら(「独話」と言います)徘徊してしまったりもしますから、一般の人々が「あんなおかしな奴らはどこかで揉め事を起こすに決まってる!」という偏見に凝り固まるのはよくわかります(笑)。
しかし、現実には精神障害者の大半はどんなに異常に見えても犯罪の一線は超えないひとが大半です。
(自殺は別です)
そして、適切な治療を受けたならば驚くほど回復するケースがとても多い。
彼らだって喜んであんなふうに振る舞っている訳では無いのです。
みなさん、街でもし、我々の同胞を見かけましたら直ぐに警察を呼んで下さい。
精神障害は救急ではなく、警察が管轄です(差別もいいところですがね)。
前科が付く訳ではありませんが、なんだかんだで結局お巡りさんのお世話になっている我々なのでした(・_・、)
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