食したくなるオーラがある農産物 【泉佐野市農業祭】
関西空港にほど近い泉佐野市。4年前から月に一度訪れている所である。
先日の12月3日に訪れた際に、いつものレイクアルスタープラザ・カワサキ(生涯学習センター)の前のカワサキ広場などで泉佐野市農業祭が行われていた。仏画曼陀羅アートで使用している会場の多目的室では「農産物品評会」の受賞農産物等が展示されていた。
このような場面に出くわすのは初めてだったので、興味津々に見て回った。
泉佐野といえば、なんといっても「泉州水なす」と「松波キャベツ」は、関西では有名野菜として知られている。お酒やお茶などの品評会等は聞いたことがあるが、農産物の品評会も生産技術や品質の向上を目的に各地で行われているようである。
農産物の知識皆無の私にも何となくではあるが良さが伝わってくる。形も整い美しいのは見てとれるが、それに加え上品さのオーラが発せられている。農産物の品評でこのような言葉を使うことはないと思うが、素人だからあえて言わせてもらう。食して見たくなる野菜である。もちろん食してはないが美味しいのは間違いないはず。
今年の泉佐野市長賞は、石垣忠志さんが作られたブロッコリー。品評会に出されていた全ての農産物を観て丹精込められた逸品ぞろいである。農家の方々の生産意欲と品質向上にかける意気込みが伝わってきた。
泉佐野市では古くからの良好な立地条件を活かした都市近郊農業が展開されている。大阪府内でも有数の生鮮野菜の生産地として栄えてきた。泉佐野市が誇るたくさんの農産物の消費拡大はもちろんだが、若手生産者の育成にも大きな力になるような気がした。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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