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初夏の風物詩「柳」と「蓮」は、伽藍を彩る 【記憶に残る一枚―東寺―】
柳といえば、
これからの季節に川や池のほとりに青々としげる枝を垂らし、
初夏の風情を感じさせる木として親しまれている印象がある。
平安時代の能書家 小野道風の逸話に、
蛙が柳に飛びつこうと何度も繰り返す。
このひたむきな蛙の努力を見ていると、
努力すれば運も味方する、という話がある。
小野道風が「柳」と「蛙」を結びつけたことにより、
その後、柳と蛙が一対で俳句や川柳にもよく登場する。
東寺の蓮池のほとりに柳の木がある。
初夏の寺院の風物詩である「蓮」が池を彩る。
そんな風景が、寺院の静寂によくマッチする。
蓮が咲く頃に東寺を訪ね、
五重塔を背景に初夏の風情を楽しむのも乙なものかもしれない。
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