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あなたは病名にとらわれ過ぎよ。
病名は大切だ。補助や免除や色んな支援を受けられるから。
――いや、それが一番の理由じゃない。病気なら治せるから。病気なら皆が認めてくれるから。自分のせいじゃないって、言い聞かせられるから。だから病名は必要だ。
「あなたは病名にとらわれ過ぎよ」
そう言ったのは、いつも私が通院しているカウンセラーだった。
「でも、病名大事じゃないですか。色んな支援とか受けられるし…」
この時の私は、まさかカウンセラーからそんな言葉が出ると思っていなかった為、少し動揺していた。なんとか、共感してもらおうと必死になっていた。
「うーん、確かにそうだけど、もうそんなに自分を責めなくていいんじゃない?」
「!??????」
「病名がつく、つかない。どちらにしても、あなたが色んなことで長年生き苦しいのは事実じゃない?」
うまく返答が出来ない。
「本当は出来るんじゃないか?動けるんじゃないか?って、考えるメリットある?」
この二つの言葉は、私の自責モードの時によく使うワードだ。
「何度も自分を責めて、あなたはもう十分苦しんでるじゃない。これは何の病気!?何の病気!?って探すのも時には必要だけど、まずは自分が「こういうことで苦しいんだな」って、認めてあげようよ」
言いたいことはなんとなく分かる。分かるけども…。
「自分をどうやったら元気にうまく生きさせるか。責めてばかりじゃ、頑張れない。めちゃくちゃ褒めるのもいいけど、「まーやってるよね」程度の褒めるでもいいの。今の自分にどんな言葉をかけてほしい?それがわかるのはあなただけよ」
私には、沢山の「何で…」がある。「何で○○なんだ」「何で○○しちゃうんだ」。きっと、病名がついたとしても、私は本当の意味では変わらないだろう。しかし、現に生き苦しいのは事実であっても、病名にこだわってばかりじゃ根本は解決しない。そこをカウンセラーは見抜いていたのかもしれない。
今でも、カウンセラーの言葉を否定したくなる自分がいる。だからこそもどかしい。しかし、カウンセラーの言葉をしっかり自分のものにしたとき、自分が今より生きやすくなるだろう。
カウンセラーの言葉は、病名にこだわる呪縛から私を解放してくれた。
~あとがき~
私の場合は精神系ですが、病名がつかなくて悩んでる人に、少しでも生きやすくなってほしくて、この話を投稿します。綺麗ごとで、矛盾もあると思います。それでも、おそらくあなたも、カウンセラーの言いたいことが少しわかると思います(上手くまとめられなくてすみません)。そこからは、あなた風に解釈してください。そして、「自分から自分へ」かける言葉に優しさを感じてほしいです。
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