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ひと回り年下の後輩に教えてもらうことがたくさんある
同じ会社で働く、20代男性社員の谷口くん(仮名)。
谷口くんは私が第2子の育休から復帰してきたのと、ほぼ同じタイミングで転職してきていた。
同じ大学の同じ学部卒ということで親近感を抱いてはいたのだが、話してみると干支が一緒ということではないか。
ということは、12歳離れてるん!?
わーお!!!
当初は時間の過ぎるスピードに恐れおののいていた。12歳って、小学校2回入学して卒業してもかぶらんやん。そんな子がもう働いてるんか。恐ろしや。
今時の若者って、どんなんやろ……ともうBBA気分全開で初めは接していたが、驚くほどしっかりしている。
私が思うすごいポイントを以下で挙げたいと思う。
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アンテナ高く、色んなことを吸収しようとしている
私の業務は結構幅広いように思う(多分)。
企画、営業、そして決まった案件を自ら取材をして、ライティング、原稿作成、校正までおこなっている。
谷口くんも同じ職種ではあるのだが、そこに留まらず手広くやっている。
システムやパソコンに関しても詳しく、さらには動画編集までやってみたり。さまざまな案件に参加して、「めっちゃ色々やってんな」と思わず感心。
私は時短勤務ワーママということもあり、限られた時間の中でいかに成果を出し、効率良く働くかということをメインテーマにせざるを得ない部分があるのだが、彼を見ていると考えさせられる。
私は「できることを磨く」ことしか考えてなかったけど、谷口くんはどんどん「できることを増やす」に照準を当てている。単純にすごいと思う。
あまりNOと言わない
上に書いたことに付随するのであるが、どんな案件でもとりあえず「いいっすよ」と引き受ける。そうすることで、どんどんできる範囲を広げている。
私はNOと言える日本人なので、「すげーな」と思って見ている。
しかも、断り切れなくて受けちゃう……とかではないのが良い。ポジティブに受けて、いつでも能動的に見える。(ぱっと見ではわからないが、無理しすぎてしんどい時もあるみたいなので、そこは周りが気にかけてあげないといけない)
本をたくさん買って、そしてシェアしている
いつも新しい本がデスクの上に置かれている。そしてそれをどんどん貸してくれる。
「本ばっか買ってお金ないっすよ~」とよく言っている谷口くん。
それに対して私は、「本はいくらお金使っても良いって!20代、良いお金の使い方やん」と先輩風を吹かせているが、ちゃっかり私も本をよく借りている。
ちなみに積み立てNISAも彼に本を借りたのをきっかけにスタートした。
他の社員にも色々本を貸していて「貸本屋さんやれば?」というレベル。
資格取得や副業なども始めている
FPの資格勉強をして受検してみたり、副業として事業を友人とスタートさせたり、なんらかの音声配信などまでしている。
自分で考えて、動いて、実践していっている姿に感心させられる。
「あれもこれもやりすぎてやばい」と言っているが、若いパワーをなんと健全な方向へ使っているんだろか、と誰目線かわからない感情を抱きながら見守っている。
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他にも色々あるのだが、上記のような感じで非常にしっかりしているので、12個も離れている感じがしない。いつも忘れかける。
私自身も、いつかはフリーでやりたいな、という想いを持っている。
その話を彼にしたところ、
「副業でやってる案件のライティングしばまるさんやってくださいよ~」と話を振ってくれた。
「え~やるやる~!」と言っていると、また別の日には、「こんな案件がTwitterに落ちていました」とLINEで共有。
Twitterをやっておらず、note以外のSNSにはいまだに距離を置きたい私に、「情報収集だけに使えば良いじゃないですか」とアドバイス。
いつかはフリーで……と思いながら、なかなか一歩を踏み出せない私の背中を押してくれている。
「今時の若者は……」
マイナスの意味合いで使われることの多いこの言葉。
今時の若者の彼は、SNSを情報収集に使い、自らもどんどん発信する。そして、何より柔軟だ。
ひと回り年下の谷口くんから教えてもらうこと、見習うべき点がたくさんある。
ひと回り年上の私としても、良い刺激になれるような存在になれたら良いな。年を重ねて凝り固まるのではなく、どんどん柔軟になっていけたら素敵やなぁ。なんてことをよく考える今日この頃です。