A・R・E目前のOSAKA
いよいよですね。阪神タイガース、ARE目前です。
当方大阪在住なので、道を歩けば阪神ファンに当たると言っても過言ではない。かくいう私も中学生の時から阪神ファン。最近はたま～にしか試合を見れてないので、今のチームについて詳しく語るだけの知識はなくて悲しいのだが。岡田監督は以前監督してた時から大好き。
娘の仲の良い野球少年（小4）は甲子園の年間シートを購入しているらしく、しょっちゅう甲子園に行っている。（お母さんに「また、〇〇〇ちゃん（娘）も全然一緒に連れていきますよ～！」と言われて、私が行きたいよ！！！となった）
その子、朝「おはよう」の代わりに、「昨日、阪神勝ったで！」が第一声らしい。娘はその子に話を聞くからあまり見てないのに、阪神の応援歌や選手の名前を知っている。
昨日も甲子園に行っていて、今日も行くとか。羨ましすぎる。
会社にも私が「番記者」と呼んでいるアラフォー社員がいる。
この人は野球が好きすぎて、10年以上もの間、試合終了後に全試合のスコアをつけていたという強者。（発見した奥さんにドン引きされて、それ以降自粛しているらしい）
選手名鑑はもちろん毎年購入。とにかくめっちゃ詳しい。
彼も「今年は強いで。いっちゃうで」とシーズン前から言っていた。先日、「阪神きてますね」と話をふると、「もう間違いないね」とニヤリ顔。
野球に関する話を振ると、淀みなく説得力のある話をしてくれるので、リスペクトしている。さすが番記者さん（あだ名・呼んでいるのは私だけ）である。
お客さんにも、もちろん阪神ファンは多くいる。
少し前にクラシック音楽教室をされている男性の取材をした際、壁にかけてある絵が良く見たらさりげなく阪神。
ピアノの奥の部屋がチラリと見えた際、3着くらいハッピとメガホンが飾られているのが見えてしまった。
「ガチの阪神ファンなんですね」と聞くと、「そうなんです……！」とハニカミながら、一気に笑顔になった。
その流れで、うっかり「私も阪神ファンです！今年は優勝しそうですね～」と言ってしまった私。
「！！！それ！言ったらあかんやつです……！！！」
すごい勢いで釘を刺されて、すぐ「あ！すみません……！」と謝った。
せやせや、そうやったそうやった。
“優勝”ワードは禁句。“ARE”で統一。過去のトラウマ、そして、岡田さんの就任会見から来ているようだが、関西ではどの放送局もセルフ放送規制がひかれていて、“ついにARE！！！”としか報道されてなくて笑える。
大学時代のゼミの先生もかなり生粋の阪神ファンだった。
前回優勝時は私も大学生だったので、先生が両手を突き上げてぴょんぴょん飛んで大喜びしていた光景を今も覚えている。これ以上ないくらいに嬉しそうだった。今日も絶対わくわくしているんだろうな、と先生の笑顔が目に浮かぶ。
こんな感じで、阪神ファンが多く生息している大阪。
口はちょっと悪いかもしれないが、みんなおもろくて温かい阪神ファンたち。
AREが決まった瞬間、今頭に浮かべた人全員が幸せな気持ちになるんだと思ったら、すごい。みんな嬉し泣きしちゃうんだろうな。考えただけで、なんか泣ける。
18年ぶりのAREは、もう目前。
今日甲子園で無事決めてくれるかどうか。
最近試合を全然見れてないんだけど、今日ばかりは絶対、テレビの前でかじりついて応援したいと思う。昔よく甲子園に足を運んでいた時に買ったメガホン、実家まで取りに行こうかな。
ARE目前のOSAKAは、心なしかいつもよりあつい気がする。
（もしアレしても道頓堀には飛び込まないで）