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本音で生きるために①
昨日の夜はなかなか寝付けず、まぶたを閉じていると、別の自分が自問してくる、そんな夜でした。
それは
「あなたには友だちがいるの?」
「あなたにとって、友だちってなに?」
「本当の友だちはいるの??」
そんなドキッとする質問が自分の中から湧き出てきて、本当に眠れませんでした。
本当の友だち、と言われて思い浮かぶのは、数人です。
友だちの定義は人によって違うと思いますが、
わたしにとっては、辛い時に「今、辛い、しんどい」と正直に言える人は殆どいないので、とても貴重です。
後から「こういうことがあってちょっと大変だった」と
言うことはありますが、わたしは弱音を吐けません。
また本音をなかなかはっきり言えないところがあります。
その割に打ち明けられたり、愚痴を聞くことはとても多くて
そういう時は心がふらふらとして、バランスをとれなくなります。
吐き出されるとしんどくなるので、だったら自分から吐き出すのはやめよう、と思うようになりました。
今朝、瞑想をいつもより長くしたくなり、しばらく目を閉じていたら、1人の友人のことが思い浮かびました。
彼女とは30年来の友人です。彼女はわたしが唯一泣ける相手です。
この数年会うことも殆どなくなり、このまま縁が薄れるのはもやもやするなぁと思いながら、わたしのほうが勝手に扉を閉じてしまったのかもしれません。
わたしには大事な友人がいる、
このまま離れたらずっと後悔する、
過去に泣きながら電話をかけても受け止めてくれ、
転勤先で心のバランスを崩し過呼吸になった時は駆けつけてくれた、
おかしいことは、それおかしいんじゃない?
とはっきり言ってくれる、そんな友だちとこのまま離れていいの?と自分の深いところから問われました。
すると、ずっと胸の奥で凝り固まっていたものがホロホロッとほどけ、涙がとめどなく流れてきました。
ようやっと泣けた、と
思いました。
<<つづく>>