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人からの評価が私の価値

就職活動をしていて、なぜそこに就職したいと考えるのかという「就活軸」というものを考えていた。

私が就職の軸としていたのは「成長できるかどうか」「夢を叶えられるか」「働く人はいい人か」だった。1番大々的に軸として掲げているのは「成長できるかどうか」ということだった。

成長できるかどうかというのは理想の自分になるための手段だからだ。

成長してる人、日々自分を更新してる人はとても魅力的だ。私が憧れを抱いている人は3人いるのだが、その3人に共通するのは

努力して成長していること

だった。私もそんな人になりたいと思い、これを叶えられる企業に行きたいと考えていた。

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ある会社と面接を行った。小一時間ほどの面接の後、面接のフィードバックをしていただいた。

「面接の受け答えはしっかりしているし、準備してきたんだなと感じるもので良かった。一つ問題点をあげるならば、就活の軸を見直してほしい」

と言われた。私が就職したいと考えている会社は大手の会社だ。インターンシップでも人柄がよくて、魅力的と感じたからそこを選んだ。

しかし、その理由は自分の就職の軸にかすってもいない。

「人柄なんて取り繕えるわけで、人で選んだら人で会社を辞めることになるよ」と言われた。

あなたが就活においてもこれまでの人生においても「他人からの評価がいいものを求めているんじゃないのか」と言われた。

確かにその通りだと思った。

私が大学受験でレベルの高い大学を志したのも、現在就職活動で大手企業の就職を志しているのも周りから「凄いね」という言葉や自分に自信を持てる「ステータス」が欲しいからに他ならない。

自己肯定感が低い私は

人からの評価でしか自分の価値を確かめられない

そんな人間なのだ。それを面接官の方に言われ、図星でなにもいえなかった。

「大手だから、名の知れた企業だからという理由で会社を選ぶのはもったいない」

そう言われて自分はなにを就職の軸にしていけばいいのかわからなくなってしまった。

私は人のために行動してその人が幸せになって欲しいという思いと同時に、人から「ありがとう」「あなたがいてよかった」などという賞賛の声が欲しくて日々生きてきたし、就職活動も行っている。

でも、他人からの評価じゃなくて違う指針を持たないといけないという現実を突きつけられて、言葉に表せないほどの困惑が襲ってきた。

そして、「人からの評価」という評価の決定権が相手にある状況はいつまで経っても人に執着して、幸せになれないという言葉を聞き落胆した。

人からの評価以外で自分を肯定するもの、自分に自信を与えてくれるものってなんなんだろう。

人からの評価でしか自分の価値を決められない自分はなんて寂しく、つまらない人間なのだろうと思った。

この性格をすぐにどうこうできるものでもない。

多分一生この価値観で生きていくのだろう。

いつからこんなにも他人からの評価に依存するようになってしまったのだろうか。

就職活動を通して自分の長所をたくさん見つけて少しでも人に依存しないで生きていける人になれたらと願うばかりである。

夜はネガティブな考えに襲われるので今日は早く寝ようと思う。

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