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20代の時に知りたかったこと。歳をとるって大事なものが増えるってことなのね
息子を保育園に預けることができたので、週3でパート、週3で個人事業主の仕事をすることにした。
パートでは思いの外若い人が多い…。
もうすぐ35になる私は、子どもを産む前の職場では30代以上の人が多く、若手(自称)だったはずだが、パート先では26歳の店長をはじめ、27〜29の社員が多く、アルバイトに限っては19歳…。初めて歳を言うのが躊躇われる環境を体験している。
歳を取ると自分のことをアピールしなくても平気になる
若い人の話を聞いていると、「自分は自分が」と自分の凄さをアピールする人が多いなあと感じ、そこでも自分が歳をとったことを感じた。
歳をとったからなのか、自分のことを知って欲しい、自分の経歴をアピールしたいという気持ちよりも、相手のことを知りたいなと思うようになった。
自分のことは聞かれたら・会話の流れで話すけど…。
人は自分のことを認めてもらいたいから、アピールしたいのは当然だと思う。でも若い時よりも、自分自身で自分のことを認められるようになったから、人にアピールしなくても平気になったのかもしれない。
最近読んだ小池一夫さんの本にもこんな言葉があった。
自分が自分を認めていないと、他人に認められたいという欲求にすり替わる。・・・
20代のときよりも歳をとる怖さが減ったと感じる30代
「30歳になるまでにやりたいことたくさんあるんです」
という言葉を聞いて、20代のうちは30歳ってかなり大きい壁のように感じていたことを思い出した。
30歳になるのが怖くて嫌で…。(実際になんとか20代のうちに結婚したくて29歳になった時にかなり旦那にプレッシャーをかけてしまった)
でも、いざ30代になったら20代後半のあの焦りはなんだったんだろうと思うほど、余裕がある気がする。
たしかに40代を意識すると、人生の折り返し感が出てきてまた焦ってしまいそうになるけれど、20代後半の時よりも「歳をとること」に対しての怖さはなくなった気がする。
若いって素晴らしいけど歳を取るのもすばらしい
若いってもちろん素晴らしい。
いろいろな側面で選択肢が多いのは事実だ。
ただ、最近感じられるようになったのは「歳を取るのも素晴らしい」ということ。
歳をとるにつれて大事なものが増えていって、その「大事なもの」と共に生きていけるということに気づいたら、歳を取るのも素晴らしいと思う。
夫、子ども、友人をはじめ、
好きな考え方、お気に入りの時計、お気に入りのカフェなど何気ない日常の中にも、これは一生大事にしたいなと思える「大事なもの」が増えていく。
大事なものが増える=好きなものが増えてそれに囲まれるイメージ。
もっと歳をとったらもっともっと大事なものが増える気がして歳をとるのもいいなと思えるようになった。