ニワトリ小屋の移築。計画と場所の選定
今年、ヒヨコが8羽生まれた。親鶏は3羽いるので、合わせて11羽と一気に増えた。親のくせにオンドリはヒヨコたちをいじめる。そのため、ある程度成長するまで、小さな小屋に隔離していた。
そんなヒヨコたちも親鶏とさほど変わらない大きさになり、もはやヒヨコとは呼べなくなった。そろそろ同居させたいのだが、現在親鶏たちが暮らしている小屋では、少々手狭に感じる。
そういったわけで、ニワトリ小屋の増改築をすることとした。が、現在の場所のままではこれ以上増築できそうにない。考えてどうにかなる問題ではなさそうだ。小屋を別の場所に移動させるしかない。
現在の小屋をそのままの状態で移動できればよいのだが、無理であろう。一旦バラバラにし、新たな場所に移築しつつ増改築を施すことになる。そこそこ大きな工事になると思うが、楽しそうだ。
シン・ニワトリ小屋の場所を決める
まず、ニワトリたちの新居の場所を決定しなくてはならない。日当たりがよく、風通しもよく、夏は木陰が日差しを遮り、畑に近いが作物には陰を落とさないような場所。そんなよいところは、僕が住みたいくらいである。
そういった場所はすぐに見つかった。畑の北側の森の入り口付近である。とても日当たりがよいが、森の入り口なので木陰がある。それに近くの川からの風が通り抜けてゆくし、北側なので畑に陰を作らない。理想的である。
ただ、森の入り口は坂になっている。盛り土をするか、掘って平坦にするか。とても大変そうである。それだけでかなりの時間がかかりそうだ。重機などが入ることのできない場所である。
しかし、よくよく考えてみると彼らは鳥である。ちょっとした高いところに登ってみたり、とまり木の上で眠ったりとバランス感覚は非常によい。自宅の半分が斜めであっても、それほど気にしないのではないか。むしろ、足腰の強い健康的なニワトリになりそうである。
シン・ニワトリ小屋のこれから
小屋の大まかな形を決めなくてはならない。掘立て小屋スタイルか、基礎を敷くか。森の入り口なので、地中には木の根がある。掘立て小屋スタイルは難しいかもしれない。現場を詳細に確認しながら決定することとする。
それに合わせて設計図を描く。できる限り時間をかけずに完成させたいので、シンプルなものにする。雪が降り始める前、できれば初霜に間に合わせたいからだ。冬になっても出来上がっていなかったら、彼らは冷凍チキンになってしまう。
購入する材料は、クギ、コーススレッド、フェンス用の金網くらいであろう。ストックしてある丸太や材木でなんとかなりそうだ。大抵の場合、材料が足りなくて慌ててホームセンターへ走ることになるが、それも計画の一部に含めることとする。