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<特集>【面接官の本音】志望動機「人の役に立ちたい」って?

こんにちは!
新部署を立ち上げるために、自社の採用活動を行っている恵比須です。昨年は100人以上の方とお会いさせていただきました。

今回は、面接でよく聞く「人の役に立つ仕事がしたい」という志望動機について私が思うことをお伝えできればと思います。


志望動機「人の役に立ちたい」はアリかナシか!?

結論からお伝えすると「アリ」です。
しかし、志望動機が「人の役に立ちたいから」で終わってしまわないように、もう少し深堀して考える必要があります。

なぜなら、人の役に立っていない仕事は存在しないからです。

どの仕事も誰かの役に立っているからこそ、お客様からお金をいただき収益が発生することで、会社として存続することができています。

「なぜ、この仕事を志望するのですか?」
と聞いたときに
「人の役に立ちたいと思ったからです。」
と答えていただいても
私(面接官)の心情としては
『それはどの仕事でも一緒だけどな…』
となってしまいます。

「人の役に立ちたい」という気持ちは、とても素敵なものだからこそ、「いつ」「どこで」「誰に対して」「どのように」人の役に立ちたいのかを考えていくと、志望する仕事(会社)が明確になってきます。

とはいえ、どうやって考えればいいの?

という方、まずは以下のステップで考えてみてください!

【STEP1】人の役に立てて嬉しかったエピソードを思い出してみよう!

これまでの人生を振り返ったときに、人の役に立てて嬉しかったと思うエピソードを思いつく限り書き出してみてください。

ただエピソードを羅列するだけではなく
・いつ(when)
・どこで(where)
・誰が(who)
・なにを(what)
・なぜ(why)
・どのように(how)

という感じで、5W1Hを使って具体的に思い出してみましょう!

また「誰が(who)」を考えるときは「母」「友達の○○君」だけではなく、「○○で困っていた母」というように相手の状況も記載すると次のステップがやりやすくなります。

例)A子さんのエピソード
・中学2年生の時、数学の公式がなかなか覚えられずテストの点数が伸び悩んでいた友人に、覚え方を教えてと頼まれて教えたら「〇〇のおかげで成績が上がった!」と感謝されたこと。
・高校の部活で野球部のマネージャーをしていた時、〇〇先輩から「試合に勝てたのは〇〇たちのサポートがあるからこそだよ。いつもありがとう!」と言っていただけたこと。

【STEP2】共通点を見つけよう!

具体的に記載したいくつかのエピソードから”人の役に立っている”ということ以外の共通点を探してみましょう!

特に共通点を探すときは
・誰の役に立ったのか
・どのように役に立ったのか

に注目してみると、あなたにとって仕事を選ぶ上で
大切にするべきポイントが見えてくると思います。

そして、その共通点をざっくりとまとめてみましょう!
難しく考えすぎず「自分にとって”人の役に立っている”とは、つまりこういうこと。」とまとめられればOKです!

例)A子さんの共通点
①身近な人(友人・部活の先輩)
②関わった人の成長・成果につながった
→自分にとって”人の役に立っている”とは、身近にいる人の成長・成果をサポートできること。

【STEP3】共通点を満たす仕事ってどんな仕事?

STEP2で見つけた共通点を仕事(会社)に置き換えてみると、どんな仕事が当てはまりそうですか?

または、今志望している仕事(会社)はさっき見つけた共通点に当てはりまりそうでしょうか?

全ての共通点を完璧に満たすことは難しいと思いますが、1つでも多くの共通点が満たせる仕事(会社)だとやりがいを感じながら働けるかもしれません♪

例)A子さんの職種候補
・人事
・教師、塾の先生、トレーナーなど人に何かを教える仕事
・営業事務 など。

最後に・・・

最近は「好きを仕事に」という言葉をよく耳にします。もちろん私も「好きな仕事だけをずっとできればいいな」と思います。

しかし、どんな仕事にも「好きなこと」と「嫌いなこと」が必ず含まれています。それはきっと、一般的には”好きなことを仕事にできている”と思われがちな職業である「スポーツ選手」や「YouTuber」「歌手」なども一緒だと思います。

また、同じ「スポーツ選手」でも、そのスポーツのどの部分が好きなのか、どこにやりがいを感じるのかは人によって異なります。

だからこそ、
・自分のしたい「人の役に立つ仕事」とはどんな仕事なのか
・これまでのどのような経験からそう考えるのか


この2点が整理できるとお互い「合う」「合わない」の判断ができるようになり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。


”どんな仕事も人の役に立っている。”

これは間違いないことですので、この記事があなたがやりがいを感じながら働ける仕事を探す何かのヒントになれば幸いです♪



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