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「ユンケル黄帝液」の「黄帝」って何? 「ユンケル」ってどういう意味なの?

筆者は飲んだことがないのですが、昔から疑問だったことがあります。それが、ユンケル黄帝液の「黄帝」とは何か、ということ。皇帝ならわかるんですが、黄帝(余談ですが、これをキーボードで変換するのは面倒ですね)とは何なのでしょう。気になったので調べてみました。

販売元の佐藤製薬のFacebookには、以下のように書かれていました。

「黄帝」の語源は古代中国の医学の祖にちなんでつけたもの。

佐藤製薬Facebookより

さらに世界大百科事典 第2版を見てみると、

中国、古代伝説中の帝王。(中略)養蚕・衣服・舟運・牛馬車・文字・喪制・音律・医学など、すなわち人類文化を創造したと言われる。

世界大百科事典 第2版

とあります。黄帝は医学の祖であると同時に、養蚕や衣服など人類の文化を創造した人のようです。

伝説上の人物のようなので詳細は謎ですが、佐藤製薬はこの人物から名前を拝借してネーミングしたということですね。

ちなみにユンケルとはどのような意味なのか。

ユンケルの語源はドイツ語のユンカー(JUNKER)、「貴公子」という意味なのです!

佐藤製薬Facebookより

ということで、ユンケルは貴公子という意味のようです。このFacebook投稿には続きがあり、

〈近代医学の発祥地ドイツ〉と〈東洋医学の発祥地中国〉の双方から滋養強壮に相応しい名をいただいてドッキングさせたというワケです。パッケージは、中国で古くから最高のものを示すとされている黄金にちなみ、「黄帝」のイメージを持たせた金色で統一しています。

佐藤製薬Facebookより

ということで、なぜ貴公子なのかはこの投稿からはわかりませんでしたが、とにかく近代医学のイメージを付けたかったのでしょう。その近代医学のイメージと東洋医学のイメージ(=黄帝)を合わせ、製品化したということが実情のようです。

「凄十」みたいなものは別として、栄養ドリンクってたくさんありますが、ユンケル黄帝液ってなんとなく効きそうな印象があります。企業のイメージ戦略が成功している証でしょう。モンスターエナジーとかレッドブルとかばかり飲んでいる人は、一度はユンケルに挑戦してみても良いかもしれません。


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