バーモントカレーのバーモントって何？

素朴な疑問ですが、バーモントカレーの「バーモント」って何なのでしょうか？ 気になったので調べてみました。

読売オンライン（アーカイブ）によれば、バーモントの由来は以下。

１９６３年の発売当時は「辛い」からこそカレーだった。すでにハウス食品は、固形ルー「印度カレー」などで売り上げトップだったが、家庭の食卓は子どもを中心に回り始めていた。「大人の食べ物」から脱皮するためにも、辛さを抑えた新商品の開発が急務だった。

開発のヒントは、リンゴ酢とハチミツを使ったアメリカ北東部バーモント州に伝わる健康法にあった。それまでのハウスの商品の一部にも、コクを出すためにリンゴとハチミツが使われていたが、誰でも抵抗なく食べられるカレーを求めて多くの試作品が作られ、リンゴの酸味とハチミツによるマイルドな味わいが生まれた。

［ブランド列伝］バーモントカレー（ハウス食品）

なんと、バーモントとはアメリカ・バーモント州に伝わる健康法から名付けられたそうです。子ども向けに辛さを抑えたカレーの開発が急務だった時代に生まれたとのこと。ちなみにこのバーモント健康法は、当時日本でもブームだったようです（参考）。

さらに調べると、バーモントとはフランス語で「緑の山」という意味だそう（在ボストン日本国総領事館）。カレーとは全く関係ない言葉なんですね！