なんでもかんでもオススメ本 ◇「相場格言・・・って書いたものの」壱~拾:番外編 注:相場と関係ない内容ばかりです。
はじめに
「相場格言・・・って書いたものの」とは相場格言と意味を教えていくうちに、相場とは関係ない経験談に話題が変わっていく、授業中に雑談ばかりしている先生のような気持ちで書いたものです。
自分の遊び心で、本文が終わり、空白が続いたあとに「おまけ」を付けて本を紹介していました。ただ、「おまけ」に気づいてもらえないと寂しいので、ここでは「相場格言・・・って書いたものの」の其の壱から其の拾までの「おまけ」にあたる本の紹介をメインにしました。
「おまけ」のない回はその理由を書きました。最後に自分が株式投資で参考にした本を紹介します。
内容はいつも違うので、本のジャンルも様々です。興味のある所だけ読んでもらえればと思います
もっと詳細を知りたい方には、アマゾンのリンクにつながるようにしてあるので、自分より優れているアマゾンレビューを読んでもらえればと思います。
1:子供向け英語小説を読んで英語を学習した
其の壱では相場格言「人の行く裏に道あり 花の山」について説明しました。
【意味】誰もいかない裏道には綺麗な花が多く咲いているということから、株式投資で大きな利益を得るには他人とは逆の行動をとらなければいけない。
人間は個々に得意、不得意があるので、他人と逆の行動をとるとうまくいくことがあります。
自分が20代のときに一ヶ月ほどアメリカに滞在することになり、英語を多少は身につけないといけなくなりました。
当時は英会話スクールに通うか、英語教材で学習するのが主流でしたが、身につくような気がしませんでした。
そして、自分に合う学習方法を考え、思いついたのが、英語圏の小学生が読んでいる本を読むことでした。
それまでは日本語と英語を変換して意味を理解する学び方から、日本語を介さずに英語で理解できるようになりました。
その時に以下の本を読みました。
「ENCYCLOPEDIA BROWN」シリーズ
百科事典(ENCYCLOPEDIA)というあだ名がついた小学生リロイ・ブラウンの謎解き物語です。簡単な文章ですが中身は面白い。1話完結なので1巻だけ読んでも楽しめます。
Charlie and the Chocolate Factory
ロアルド・ダールの有名な作品です。ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」は日本でも映画公開したので知っている人も多いと思います。
HOLES
主人公のスタンリーは無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放りこまれます。そこでは毎日穴を掘ることになります。なぜ穴を掘るのか? スタンリー家にある呪いとは?・・・など多くの謎が物語の進行によって、明らかになっていきます。
WALK TWO MOONS
13歳の少女が祖父母と一緒に、いなくなった母に会うための旅に出る物語です。続きが気になって読み続けてしまいます。
2:だいぶ遅れて波に乗った「翔んで埼玉」
其の弐では相場格言「漁師は潮をみる」について説明しました。
【意味】漁師は漁場を探す際に、気象状況や潮の流れを見てきめますが、株式投資も同様に、相場と流れを見て、波に乗らないといけない。
波というのはいつどこで発生するのかわからないものです。それを実感したのが魔夜峰央原作の「翔んで埼玉」です。
「パタリロ!」、「ラシャーヌ」などの魔夜峰央の漫画が好きな中学生だったころ、もっと魔夜峰央の漫画を読みたいと思い、神保町の三省堂書店で見つけたのが「やおい君の日常的でない生活」の単行本でした。
「やおい君の日常的でない生活」は魔夜峰央の短編集でその中に「翔んで埼玉」が掲載されていました。中学生の自分は初めて「翔んで埼玉」を読んだ時には、それほど人気がでるものではないと思っていましたが、何十年も経ってから人気の波にのったことに驚きました。
魔夜峰央の代表作は「パタリロ!」でしたが、今では「翔んで埼玉」も含まれるでしょう。しかし、他にも脚光を浴びてほしい魔夜峰央の隠れた名作(?)が「美少年的大狂言」(チェリーボーイ・スクランブル)です。
美少年的大狂言(チェリーボーイ・スクランブル)
歌舞伎役者の女形(おやま)である美少年桜丸のなんか笑える物語です。
コミックに書かれている作品解説が面白いので、抜粋します。
3:競馬場で馬券を買って知ったこと
其の参では相場格言「遠くのものは避けよ」について説明しました。
【意味】自分の知らない業種の銘柄を選ぶよりは身近な生活と関連のある会社など、多少知識や親近感のある銘柄を選んだほうが間違いは少ない。
友人に連れられ競馬場に行くことがあるのですが、自分は馬に関する知識がほとんどありません。馬券を購入するときはオッズの低い馬を選ぶのですが、ほとんど当たりません。
後になってわかったことですが、オッズの低い馬を選ぶ人が多ければ、オッズは低くなり、それを繰り返していくと、人気馬になります。
人気馬は人気があるだけで勝つ馬とは限りません。競馬で学んだことは「何事も浅く調べてしまうと、結果的に間違いを犯す」ということでした。
それからは競馬新聞などで色々な情報を調べてから馬券を購入するようにしています。ただ、やったところで、簡単に当たるわけではないので、無駄な努力をしているような気もします・・・。。
おまけはなし
競馬新聞は読みますが、読み込んだ競馬の本がないので「おまけ」を入れませんでした。
4:献血して貧血
其の肆では相場格言「閑散に売りなし」について説明しました。
【意味】株式相場がほとんど変動せず、売買が活況でないときは、売りが一巡している可能性があります。一定期間経ってから、株価が反騰して上昇局面になることもあるので、保有株を売ってしまうと思わぬ損失を被る恐れがある。
一定期間待つことの重要性を献血によって、思い知らされました。
自分はよく献血をします。最初のころは、献血後は十分な休息をとることを守っていたのですが、何度も献血をしてなんともないと、気の緩みが出てきました。
献血後の休息で座っているのが我慢できずにすぐに外に出たら貧血を起こしてしまい、歩くことができず、公園のベンチで横になっていました。
献血後は必ず休息をとらなければいけないことを身をもって知りました。
おまけはなし
献血に関する本、もしくは血液に関する本を読んだことがないので、おまけを入れませんでした。
5:子供の頃の遊びが大人になって役立つ
其の伍では相場格言「頭と尻尾はくれてやれ」について説明しました。
【意味】投資家にとっては最安値で買って、最高値で売りたい気持ちがありますが、簡単にできるものではありません。頭を最高値、尻尾を最安値と比喩して、貪欲にならず、頭と尻尾を狙うのは難しいから、真ん中のおいしい身を頂くのがよい。
上昇相場であれば最高値、下降相場であれば最安値を意識するということは短期的に利益を得たい気持ちが強いからです。
相場は上昇、下降は何度も起こるので、気長にコツコツと儲けようと思うことが、最終的には大きな儲けになります。
気長にコツコツ行うことは相場に限らず普段の生活でも役立ちます。
自分は新しい事を学ぶときには子供がわかるような本から学ぶようにしています。何故かというと言うと、大人向けの本は即効性を求める内容が多いので、応用できる思考になりにくいからです。
すぐに身に着けようと考えずにコツコツと学ぶことが、自分の身となり、応用できる思考になりやすいと思います。
子供向けの本という体裁がありますが大人でも学ぶところがあるということで、「モモ」を紹介します。
モモ
ミヒャエル・エンデの代表作です。町はずれの円形劇場あとに迷い込んだ不思議な少女モモの物語です。モモが訪れた時は町の人たちはゆとりのある生活をしていました。町の人はモモに話を聞いてもらうと幸せな気分になります。
ある時、「灰色の男たち」が現れ、時間を節約するとよい暮らしができると教えこまれます。しかし、町の人たちはゆとりのない生活を送るようになっていきます。そのことにモモは疑問を持ちます。
自分が心に残るセリフがいくつかありますが、その一つを抜粋します。
道路の掃除をするベッポというおじいさんがモモに語るシーンです。
このセリフは大人になった自分が何かやるときの心構えになっています。
6:写植記号BA-90
其の陸では相場格言「提灯をつける」について説明しました。
【意味】株価が大きく変動した相場において、株価の動きに追随して、その相場に参加すること。
提灯をつけるという人間の行動心理は普段の生活でもよくあります。一体、誰が最初に提灯をつけたのか気になります。
日本漫画の世界でも「提灯をつける」という言葉が適しているのが「写植記号BA-90」です。
名称を知っている人はほとんどいないので下の絵を見てもらえれば分かると思います。
正式名称は「Full Moon With Face」ということなので、おじさんかと思っていたのですが満月だそうです。
おまけを諦めた
BA-90が掲載されている漫画を紹介しようと思いましたが、ワンシーンでしか使われていないので、作品として紹介するのは難しく、おまけを諦めました。意識して漫画を読んでみると、たまに見かけます。
7:経験することは良い
其の漆では相場格言「相場のことは相場にきけ」について説明しました。
【意味】自分の判断にこだわったり、意地を張るのは禁物です。相場の行方は相場だけが知っており、素直に相場に従った方がよい。
株式投資の面白さは資産を増やすことだけでなく、将来を予想することです。自分の予想が当たっているかどうかは決算で結果がはっきり出ます。
将来を予想するためには新しい知識と経験が必要になりますが、これで十分というものがないところに魅力を感じます。これは自分の趣味が株式投資だから言えることです。
十人十色で皆、それぞれの趣味や好みがあると思いますが、それらの知識や経験を積むことが幸福感につながるように思います。また、身に着けた知識や経験は誰にも盗まれることのない自分の財産になります。
現代はインターネット時代で知識を得るのは容易になり、知識過剰になりがちです。今の時代は経験することがとても重要だと思います。
自分が子供のころ、ロウソクに火をつけると、どこが熱いのか興味を示し、いろいろなところで手を近づけて遊んでいました。
図1の青い矢印付近に手を近づけても、あまり熱さを感じません。しかし、赤い矢印の付近に手を近づけると火傷しそうな熱さを感じます。そのとき、子供心に火の下の部分はそれほど熱くないことを覚えました。
後になって、熱い空気は上昇することを学んだとき、ロウソクの実験をしたおかげで、すぐに理解出来ました。
ただ、世の中には自分のロウソク遊びがとてもちっぽけに見える、命がけの実験をした人たちがいます。
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝
題名の通り自分の体で命がけの実験をした人たちが書かれた本です。題名では科学者となっていますが、科学者でない人も含まれています。
目次の部分を抜粋してみました。
①あぶり焼きになった英国紳士たち(イギリス:1770年代)
②袋も骨も筒も飲み込んだ男(イタリア:1770年代)
③笑うガスの悲しい物語(アメリカ:1840~70年代)
④死に至る病に名を残した男(ペルー:1885年)
⑤世界中で蚊を退治させた男たち(キューバ:1900~01年)
⑥青い死の光が輝いた夜(フランス:1902年~1934年 キュリー夫妻の物語です)
⑦危険な空気を吸いつづけた親子(イギリス:1880~1940年代)
⑧心臓のなかに入りこんだ男(ドイツ:1920~1950年代)
⑨地上最速の男(アメリカ:1940~1950年代)
⑩ひとりきりで洞窟にこもった女(アメリカ1989年)
8:思い込みを減らすには?
其の捌では相場格言「相場に過去はない」について説明しました。
【意味】「あのとき売っておけば」、「あのとき買っておけば」と後悔しても後の祭りであるのと同時に、過ぎたことを悔いても仕方がないので今後の投資に集中しなければいけない。
結果を知ったから、悔やむのであって、予知能力を持たない限りは、今後もそのような経験はすると思います。悔やむのは思い込みが要因だと自分は考えています。
自分は電車に乗るとき、駅のホームから歩いて、乗りたい車両のドアに向かいます。なぜなら、電車の中の移動よりもホームの移動のほうがスムーズに進めるからです。
乗りたい車両のドアまで向かうのに時間が足りない時には、発車ベルが鳴るまで、できる限りホームを歩くようにしています。
ある時、いつもと違う電車に乗ることになりました。30分に1本程度しか来ないので、発車時刻を調べて乗ることにしました。
駅のホームに着いて、すぐに電車が到着しました。いつもの習慣で発車ベルが鳴るまで、ホームを歩いていたら、発車ベルが鳴らずにドアが閉まって発車してしまいました。
「唖然」という言葉がぴったり合う心境で、次の電車が来るまでの30分を駅のホームで待つことになりました。すぐに電車に乗っていればよかったのにと悔やむ気持ちになりました。それからは反省して、あまり知らない電車はすぐに乗るようになりました。
思い込みを少なくするには思考力を柔軟にすることです。そこで、思考力を柔軟にする方法の1つとして、「頭の体操」を読むことをオススメします。
頭の体操
多湖輝の「頭の体操」は1966年にカッパ・ブックス版第1集が発売されて、ミリオンセラーとなり、その後、23集まで発売されました。今では中古本でしか手に入りません。
最近は光文社知恵の森文庫版で再出版されています。
「頭の体操」を知らない人のために簡単に説明すると、下のような問題が集まった本です。
問題)目の前に居る二人の男の子は、顔もよく似ていて生年月日や親も一緒。でも、双子ではないらしい。さて、この二人の関係は?
答え)三つ子以上
9:気分転換は散歩
其の玖では相場格言「休むも相場」について説明しました。
【意味】相場の先行きが不透明な場合や、形勢が不利なときに手仕舞い、次の好機が来るまで模様を眺めること。
休むとは気分転換という意味だと思っています。自分の気分転換は散歩です。1時間ぐらい散歩をすると、ちょっとした気分転換になり、頭がスッキリします。
ここで、1人の偉人を紹介したいと思います。その偉人はニールス・ボーアです。
彼は1885年にデンマークで生まれた物理学者です。1922年にノーベル物理学賞を受賞し、アインシュタインと量子論で大論争するなど、量子論で偉大な足跡を残しました。
ニールス・ボーアも散歩が好きで、なんと、三日かけて、総距離160キロも散歩したそうです。やはり、偉人はスケールが違うと思いました。
散歩以外の気分転換として、何も考えずに読んで見て楽しむ「華々しき鼻血」を紹介します。
華々しき鼻血
著者はエドワード・ゴリーで変な本を多く書いています。
文中に含まれる副詞の頭文字がAからZまでのアルファベット順に文とそれに関わる絵が載っている本です。下図のように見開きで左に文、右に絵という構成になっています。
この副詞の使い方が微妙な意味をなしており、絵もおかしいので、笑えます。柴田元幸の訳し方がエドワード・ゴリーの変な世界を十分に生かしていると思います。
10:いつでもどこでもやってくる「ブーム」
其の拾では相場格言「行き過ぎもまた相場」について説明しました。
【意味】相場というものは時に企業価値以上に値を上げることも下げることもある。
相場に限ったことではなく、普通にあります。いわゆる「ブーム」です。ここでは日本の歴代映画興行収入第1位になった劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のブームは自分にとっては驚きでした。
映画が公開される以前からスーパーの本屋を覗くと、鬼滅の刃コーナーが設けられ、コミックが山積みに積んでありましたが、映画のブームがくると、山積みにされたコミックが1巻から全てなくなり、「売り切れ」と書かれていました。
ただ、その熱が冷めると、鬼滅の刃コーナーのコミックは復活し、ブックオフに大量のコミックが売られるようになりました。これは行き過ぎた人気といえるでしょう。
自分の趣味のひとつが人気漫画家の新人時代の作品を読むことです。鬼滅の刃の原作者・吾峠呼世晴の新人時代の作品が掲載されている「吾峠呼世晴・短編集」も読みました。
吾峠呼世晴・短編集
鬼滅の刃のベースとなった作品「過狩り狩り」を含め、「文殊史郎兄弟」、「肋骨さん」、「蠅庭のジグザグ」の読み切り4作品が収録されています。
「過狩り狩り」は新人漫画賞佳作の作品です。読みにくさはありますが、新人としては絵がそれほど荒れてなくて、完成度が高いような気がしました。
「ONE PIECE」の尾田栄一郎の短編集は違った意味で興味深く読めました。
WANTED!
尾田栄一郎の新人時代の短編集です。新人時代に「WANTED!」を読んだ人が「尾田栄一郎がすごい漫画家になる」と思った人はどれほどいたでしょうか?
絵に自信がない漫画家志望の人が読んでくれれば、こんな絵でもすごい漫画家になれるんだと自信が出ると思います。
「ドクタースランプ」、「ドラゴンボール」という爆発的大ヒットを生み出した鳥山明の短編集も紹介します。
鳥山明〇作劇場
全3巻を読むことで、どのように漫画が変化していくのかわかります。書かれた時期は以下のように区分することができます。(厳密ではないですが・・)
第1巻はドクタースタンプの連載前後
第2巻はドクタースランプ連載中期からドラゴンボール初期(孫悟空が子供)の頃
第3巻はドラゴンボール初期から魔人ブウが登場する頃
鳥山明は漫画家になる前にデザイナーの仕事をしていた経験があるので、新人時代から絵はうまいと思いますが、読者を惹きつける漫画ではなかったです。
「ドクタースランプ」や「ドラゴンボール」の連載によって、読者を惹きつける漫画に変わっていったと思います。その変化が「鳥山明〇作劇場」でわかります。
「鳥山明〇作劇場」の文庫版で壹に「LADY RED」、貮に「宇宙人ペケ」を追加収録した「鳥山明 満漢全席」(全2巻)があります。
ストーリー重視であれば、「鳥山明 満漢全席」ですが、絵もしっかり見たいのであれば、文庫版サイズは小さいような気がします。
おまけ:株式投資で参考にした本
最後におまけとして、自分が株式投資で参考にした本を紹介します。ただ、投資経験は20年以上ですが、株式投資を行い、うまくいかないときにインターネットや本で調べることで身に着けたので、じっくり読んだ本はあまりないです。
ただ、よく参考にした本があるので紹介します。
バフェットの財務諸表を読む力
財務諸表の基礎的な読み方と投資家ウォーレン・バフェットが財務諸表のどこに注目しているのか書かれた本です。
有価証券報告書を理解するための参考書として読んでいました。ウォーレン・バフェットは永続的競争優位性を持つ企業が投資対象とされていますが、財務諸表のどこの金額をみると永続的競争優位性になるのかがわかり勉強になりました。
ただ、投資スタイルは人それぞれです。自分はウォーレン・バフェットの思考にはなれないので、あくまでも参考程度に読んでいます。
ブラック・スワン(上・下巻)
著者はデリバティブ・トレーダーであるナシーム・ニコラス・タレブが不確実性とリスクの本質について書かれた本です。
ハイリスク・ハイリターンに投資するナシーム・ニコラス・タレブの考え方はこの本を読むことで一理あると納得してしまいます。
経済学だけでなく、歴史、哲学、心理学、数学などあらゆる分野から投資の世界を見るところに読み応えがあり、説得力がありました。
株式投資を行う上で柔軟な思考力を身に付けるには良い本だと思います。
最後の相場師 是川銀蔵
84歳で200億円を手にして、95歳の最期には裸一貫になった相場師・是川銀蔵の生涯が書かれた本です。
株式投資の参考になる本ではないです。
ただ、綿密に会社を調べぬいて、「これだ!」と決めた会社の株を買いまくる。全預金を使うどころか借金までして買いまくる是川銀蔵の生きざまは自分には絶対マネができないですが、カッコイイ!!です。
-おわり
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