研究者の顔:『価値の体系化』の研究をしています
今日は「研究者」としての顔です。
2年前に採択された全米評価学会での発表を振り返りながら、時代の流れを感じています。
研究のことは、英語でしか書いたり話したりしてこなかったのですが、そろそろ封印を解きます。
「『評価の哲学』『価値の体系化』の研究をしています」と言うと、2年前までは結構ひかれていました。
私の説明の仕方が悪かったのは反省ですが、時代もまだそういう会話を遠ざける風潮があった。
「評価?=怖い人」と反射的に後ずさりされる方も多かったですが、コロナ禍を境に、一気に風向きが変わった印象があります。
この1-2年で大きく流れが変わりました。
経営理念、行動指針が組織の価値に立脚していない法人やプロジェクトは、砂の上に建てたお城のよう。
柱がぐらぐらと揺れて壊れていく有様を見てきました。
「これでは危ない!」
「理念が上辺だけ、血の通っていない言葉、価値観を無視した経営では、この先絶対に立ちいかなくなる」と気づき始めた経営者の方々からリクエストをいただく機会が急速に増えていきました。
お待たせしながらも、少しずつ現場に向かっております。
「さようなら、感覚頼りの評価」
「現状がよくならない評価は、意味がない」
11月からは、より多くの現場に向かえるように、体制を整えていきます。
後継者も育てていかねばなりません。
そのための養成講座も構想中です。
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2020年10月26日の投稿
秋の学会シーズン。
今年はすべてオンラインでの開催で、10月は深夜に活発に活動していますが、クライマックスは、10月27-31日の全米評価学会(American Evaluation Association)の”Eval20 Reimagined: How Will You Shine Your Light?” https://www.evaluationconference.org
昨年から取り組んできた、国際協力やSDGsの分野の「Ex-post Evaluation (事後評価)」に関して書いたプロポーザルが採択され、あいにく発表は叶いませんが日米の4つの組織の方々と一緒にポスターを作成しました。
Ex-Post Evaluation: Illuminating new levels of rigor for sustainability, effectiveness, accountability and learning (Session ID: 2539)
実際に年次総会の場で発表して、いろんな方々との意見交換やネットワーキングができたら、どれほど有意義だっただろうかと思うと残念ですが、来年以降また機会が訪れることを願うばかりです。
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Presenting a poster at the International Annual Conference of American Evaluation Association - ”Eval20 Reimagined: How Will You Shine Your Light?”
Our proposal was accepted, but we could not present our study at the conference this year. Instead, we put together a poster presentation with research partners from JICA, QED Group, Clear Outcomes, and WMU (myself).
It would have been a great opportunity to engage in discussions on the topic and extend our knowledge base and network at the conference, but that will not be happing this year... Hopefully, we will be able to travel again and present our research findings next year at AEA!
#Eval20
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スイスの高校~大学院(博士課程)まで、12年以上海外の学術機関で学習・学位取得をしてきました。現在Western Michigan University(米国)学際的評価学博士課程(Interdisciplinary Ph.D. in Evaluation) 在籍中。
評価の哲学と理論、20以上の評価手法を体得し、東洋と西洋の叡智を融合させた「事業価値創造プログラム」を開発し、世界各地の自治体、NPO法人、民間企業等に対するコンサルティングを行っています。
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