ASKA初オンラインライブから理由があるすべての事を探ってみた
ASKAさん初のオンラインライブ『すべての事には理由がある』、最高でしたね。
ASKAさんがオンラインライブを開催した理由として、ライブ会場に来られない人もいるから、というのを挙げておられたのが強く印象に残りました。私自身が今年、病気で1か月以上会社を休み、制限された生活を送っていたせいもあったから。
コロナ禍の中、病気になる人も多く、高齢者の方と暮らしているから自粛とか、医療従事者だから自粛とか、いろんな理由でファンがライブ会場へ足を運べないご時世。
だから、ここにきて、オンラインライブ開催というのは、もはや必然なんだ、と。
オンラインライブと言いながら、ASKAさんの発案で抽選した観客を入れて一部通常ライブ状態に。
こういった新しいハイブリッド形式のライブを試みるのも、このライブを開催した理由の1つなのでしょう。
ロンドン在住のミュージシャンJess Baileyさんとオンラインでつないで、ASKAバンドと共演して演奏するという試みも新しくて、ライブ開催理由の1つと言ってもいいでしょう。今は、何の違和感なく地球の裏側の人たちと一緒に演奏できる時代になりました。
今後のASKAさんのライブでは、バンドメンバーが多元中継で共演したり、海外の有名ミュージシャンとオンライン共演したり、というのが実現するかもしれません。
試みと言えば、オンラインライブの途中でラジオ番組『Terminal Melody』の公開収録を行うというのも、オンラインライブ開催の1つの理由でしょうね。
7曲歌って、ラジオ番組の公開収録やって、その後5曲歌う。ライブの第1部と第2部の間にラジオ番組を挟むっていうのは、初めて見ました。もぐもぐタイム以上の衝撃でした。
そもそも、チャゲアス時代のバンドメンバー、ASKAバンドのメンバーを揃えて、曲によって入れ替えながら演奏するっていうスタイルも新たな試みで、オンラインライブ開催理由の1つでしょうね。
ライブツアーを回るなら数か月の日程確保が必要ですが、オンラインライブならリハーサルを含めて数日の日程確保で済みますから、豪華メンバーの集結が可能になります。コスパもいい。
今後に向けて、オンラインライブならではの可能性が大きく開けてきましたね。
『Terminal Melody』から第2部へ移る間、編集されたリハーサル映像を流しながら「Breath of Bless」を流すという特別コーナーもあり、それも開催理由の1つなのかもしれません。
数ある理由の真打ちと言えば、やはり『ASKA premium concert tour -higher ground- アンコール公演』開催決定だったように思います。バンド&クラシックストリングスという斬新なライブスタイルに加え、セットリストが神曲揃いと大好評だった『higher ground』ですが、コロナ禍で2公演を残して中止に追い込まれてしまいました。
だから、今度こそ、完走するライブツアーをやって音楽業界を立て直す、という意気込みが今回のオンラインライブから強く伝わってきますね。
オンラインライブと言えば、生中継というイメージがあったのですが、今回のオンラインライブは、当日の時間差収録配信となりました。編集の時間がとってあるためか、通常のライブ映像作品を見るかのように、高度に編集されているカメラワークを楽しむことができました。それも、今回の開催理由の1つなのでしょう。
そして、7月14日発売の新曲「笑って歩こうよ」の公開プロモーションという理由もありましたね。
『Terminal Melody』の中で1コーラス流し、CMも公開となりました。
ASKAさんの自信作とあって、やはり名曲でしたね。ASKAさんは、チャゲアス時代から発表するシングルに期待を下回る作品は1作もないので、その点は安心感があります。
そして、「ulas O3」のCM公開も、理由の1つでしょう。しかも、あの小室哲哉さんがCM曲を手がけたという超豪華版でした。
本当は、ASKAさんが新たに立ち上げる動画配信サイトの発表も、理由の1つだったようですが、どうやら今回のライブには間に合わなかったようです。まあ、すべての理由が問題なく揃うっていうのは、難しいものです。
こうやって細かく見ていくと、まだまだ私も気づかない様々な理由があって、一言で表せば「すべての事には理由がある」んでしょう。
平凡な日常を繰り返していると、目の前で起こっている事の理由なんて、考えずに通り過ぎてしまいますが、こうやってASKAさんのライブを視聴すると、もっと物事の理由を多角的に考えて生きようという気持ちになりますね。
そんな素晴らしいライブでしたが、唯一の心残りは、CHAGEさんが不参加だったこと。
チャゲアス曲も5曲あり、かつてのチャゲアスサポートメンバーが揃っていただけに、もし参加してたら、そのうちの何曲かは一緒に歌ったのだろうなあ、と思うとね。
でも、まあ今回の初オンラインライブは、アフターコロナに向けたASKA始動を鮮やかに見せつけられましたね。
ここ1年あまりは、自粛に次ぐ自粛で、音楽活動が制限されすぎていましたが、今年の後半からは、コロナ禍以前よりもパワーアップした活動が見られそうですね。
セットリストは割愛しましたが、BARKSの記事は、ネタバレ満載ですね。ネタバレOKの方は、ご覧ください。
BARKS【ライブレポート】ASKA、豪華編成&初挑戦で届けた“見たことのない配信ライブ
あと、極めて個人的な話になりますが、先週少しお話したとおり、自分の病気体験を小説化しました。
noteにて公開させていただきます。せひご覧ください。
犬山翔太【オリジナル小説】吾輩は痔ろうである ~すべての医療従事者に捧ぐ~
公開に踏み切った理由は、いくつもありまして、それらも想像しながら読んでいただけるとありがたいです。
まさに「すべての事には理由がある」です。