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1月21日 シャンティ

私の名前はシャンティ。
ブラックタンのチワワの女の子。
大きな力強い瞳が自慢よ。

私はこの家の大統領。

全てが思うままよ。

1日の始まりは大統領付きの補佐官たちを起こすことからよ。

ベッドに飛び乗り、補佐官たちの顔を舐めれば起きてくるわ。
たまには自分で起きなさいよ。

1人目の補佐官はご飯大臣も兼任してるの。
ご飯大臣が朝食を用意してる間に、もう1人の補佐官、散歩大臣と朝のウォーキングに出掛けるわ。
朝のウォーキングでは近所の官僚たちにきちんと挨拶するわ。
大統領らしく優雅に尻尾を振ってね。

帰ってきたら食事よ。
私は好き嫌いが多くてドッグフードは食べないわ。ドッグフードを食べるとアレルギーがでるの。大臣の手作りご飯しか食べないわ。

食べた後は、坊やを起こすわ。
坊やも顔を舐めればすぐに起きるわ。

坊やは遊び大臣よ。
遊んでくれるだけでいいの。

次の私のお仕事はお見送りよ。
大臣達と坊やが私の為に仕事に行くの。

行ってらっしゃい。仕事が終わったら真っ直ぐ帰ってきなさいよ。私が待ってるのよ。

お見送りが済んだら、自由な時間よ。
大臣達が帰ってくるまで私は暇なのよ。
やることないのよ。
1人なの。
寂しいのよ。

早く帰ってきて〜。

遊び大臣が帰ってきたけど。またすぐ遊びにいっちゃうわ。

なんでよ〜。私も連れてって〜。

夕方になるとみんな次々に帰ってくるわ。

私は寂しかった素振りは見せないわ。大統領だもの。

でも、私を毎日昼間放ったらかしなんだから、いる時くらいはワガママさせてもらうわ。

いいこと、
もっと私を撫でなさい。
もっと私と遊びなさい。
もっと美味しいご飯作りなさい。

本当は朝も昼も晩も、誰か一緒にいなさい。

もう、それだけでいいわ。
                わん♪

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