プロゲッサ―が面白い
このNoteも協賛している国内最大級のRTAイベント、RTA in Japan Winter 2022が来週の26日から行われます。別に私は運営してるわけでも、金をもらってるわけでも、半裸でユニバに行ったわけでもありませんが、このイベントはめちゃくちゃ楽しみにしてるんですよ。
そもそもRTAというのは、リアルタイムアタックの略でしてね、平たく言うとテレビゲームで最速クリアを目指すって言う競技なんですよ。何がすごいかって、スーパーマリオブラザーズの世界記録なんて、5分切ってますからね。どんぎつねも、真っ青ですよ。
そんなRTAなんですけど、最近特に好きなのが去年のRTA in Japanでやってた、GeoGuessr(ジオゲッサー)なんですよね。このジオゲッサーのRTAがまぁーヤバいんすよ。
そもそも個人的にRTAの何が好きかって、すごいロマンがあると思うんですよね。
どんなRTAでも見てもらえばわかるんですけど、RTAをする人達って、ほんとにシビアで、血のにじむような努力をして、ゲームをプレイしてるんですね。クリアだけでも難しいものを、何百回とやり込んでその時間をコンマ1秒単位で短縮するんですからね。趣味でここまでシビアなものって、なかなかないと思うんですよ。
これって、RTAをしている人達って、それだけ努力が出来て、ゲームセンスもあり、反射神経や思考力なんかも、優れているって事は明らかじゃないですか。それをRTAという、コアで特別ストイックなものにつぎ込むというところが、好きなところなんですよ。ここにめちゃくちゃロマンを感じるんですよね。
そしてジオゲッサーですよ。このゲームは、Googleストリートビューを使った場所当てゲームなんですね。
言うたらこんな感じで、ランダムにGoogleストリートビューが表示されます。
そこから周りを見たり、進んだりしながら
始めに表示された場所を当てるというものなんですね。
このジオゲッサーRTAなんですけど、すごい通り越してもうヤベェっすよ。
だって皆さん。
この状態から、4分で日本地図にピン打っちゃうんですよ?
伝書バトより帰巣本能強いホモサピですからね。
んでこのスピードを出すためにどんなことを考えてるかってのが解説で紹介されてるんですけど、それがまたすごいんすね。
例えばコレ。
こうして道路に出てきて、看板を見つけるんですね。
これ、皆さんならどうします?
必至に住所を探す、ストリートビューで行ってみて市街地を探す等々あると思います。
ここで解説が言うわけですよ。
「はい、029ありますね。これ茨城になります。」
!?
「いわゆる市外局番という奴ですね。011ですと北海道の札幌、そこから南に行くにつれて数字が大きくなっていきます。鹿児島、沖縄で098、099といった感じですかね。」
…………
「まぁプロゲッサ―になりますとこの番号分布ですね、ほとんど頭に入っております。」
市外局番って頭に入るんだ!!!
松本人志が言ってた「プロって、素人に圧倒的な差をつけて力を見せつけることじゃないですかね」って言葉、こういう事やったんやな!!
こんな面白さとロマンが詰まった素晴らしいイベント、RTA in Japanを是非とも皆様も今年は見てみてはいかがでしょうか。
きっと思います。
世界は広いなぁって。