祝サブスク解禁!SAKEROCKのおすすめ曲
B'z、ZARDなど、大物アーティストのサブスク解禁が嬉しい昨今、ついにあのバンドも、サブスクが解禁されましたね。
星野源、ハマケン率いるインストバンド、SAKEROCKでございます。
主旋律を奏でるトロンボーンの柔らかな空気感や、マリンバの転がるようなリズムの面白さ。そこに、バンドの下支えとユーモアあふれるセンスが加わり、唯一無二の世界観を作り上げた、あのSAKEROCKですよ。
それが全曲、サブスクで聴けるようになったんですからね。こんなご時世じゃなかったら、道頓堀に10人くらい飛び込んでてもおかしくないっすよ。
星野源が国民的スターとなったこともあって、再評価されているSAKEROCKですが、とはいえインスト。とっつきやすいジャンルではない事は間違いございません。
そこで本日は、インストを普段聞かない人でも楽しめる、SAKEROCKのおすすめ曲をいくつか紹介していきたいと思います。
1.SAYONARA【SAKEROCK】
SAKEROCKの最終アルバムの表題曲である「SAYONARA」でございます。
まぁー、この曲は衝撃的でしたよ。インストなのに堅苦しくなく、歌がないのに一曲通して味気なさを感じない、俗っぽくいうと「ヤベェ」曲なんですよ。
僕にはインストの四天王的な曲がありましてですね、1曲はRegaのVIPなんですよ。
俺はそれまで、熱い歌詞が散りばめられた邦ロックばっかり聴いてたんですけど、VIPを聞いた時、初めて歌詞がいらない曲に出会ったと思ったんですよ。インストってすげぇと初めて知ったんです。
そこからちょこちょことインストを聞き始めて、スペアザのaims、前後しますがLiteのDとかも四天王に入って行ったんですけど、このSAYONARAに関しても、確実に四天王に入る名曲なんですね。
厳密にいうとコーラスが入っていますから、純粋なインストとはいえないのかもしれませんが、歌詞を使わずして、一曲を通してこれほど感情を行ったり来たりさせられて、熱い部分も楽しい部分も詰まってる曲って、他にないと思うんですよ。この曲が良くないのなら、何が悪いのか教えてほしい名曲なんですよね。
先ほども言いましたが、星野源のコーラスが少し入っている曲ですので、星野源ファンの人も楽しめる曲になっているとも思います。
星野源が好きな人も、そうじゃない人も、どんな人も是非この曲だけは聞いておいてほしい、エゲツない名曲でございます。
2.MUDA
個人的に思う、SAKEROCKの王道曲、MUDAでございます。
これもアルバムの表題曲でして、SAKEROCKの中ではかなり有名どころではありますが、なんといってもこの曲には、トロンボーンの魅力がこれでもかというほど詰まっています。トロンボーンって、こんなに良い楽器なんやと思わせてくれる名曲なんですよ。
そもそも、MUDAというアルバム自体が、ゆったりした曲調にトロンボーンが主旋律を奏でる曲が多いんですね。それこそエメラルドミュージックはマリンバが主旋律の曲ですし、SAYONARAはトロンボーンが主旋律ですが、ロックのテイストが強く「エモい」と表現したくなるかっこよさを感じる曲なんですよ。
その点MUDAは、よく聞くロックとはちょっと違った感覚になれる曲なんですよね。抽象的ですが、トロンボーンの優しい音に包まれながらゆったり心地よくなる音楽って言いましょうか、そんな温かなものを感じる曲なんですよ。
僕の中で、SAKEROCKの芯はここにあると勝手に感じている一曲でございます。是非皆さんも休日の昼下がりなんかに聞いてほしい一曲でございます。
3.おじいさん先生
最後にひとつ、変わり種的に紹介したいのが、「おじいさん先生」でございます。
この曲は同名のドラマ、おじいさん先生の為に作られた曲でして、SAKEROCKの曲にも関わらず、ちゃんと歌詞があって、星野源が歌っています。
この曲の良さってのが、その世界観でしてね。初期の星野源を彷彿とさせる哀愁と、独特の歌詞が作り出すヘンテコな空気感が、たまらなく気持ちのいい一曲なんですよ。
この曲はドラマのサントラとして収録されているので、サブスクで解禁されなければ出会うことも無かった一曲です。ですが人生で初めて、曲を聞いて本編を見たいと思ったサントラになった、曲でございます。
みなさんもこのヘンテコな空気の気持ちよさを、是非とも楽しんでいただきたいと思える一曲でございます。
SAKEROCKで紹介したい曲は数えきれませんが、どの曲も独特の空気感を持った素晴らしい曲ばかりでございます。
サブスクに加入している人はもちろん、そうじゃない人も、この記事をきっかけに、SAKEROCKの世界に肩まで浸かって酔いしれていただければ幸いでございます。