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なんやかんや面白い おすすめ第七世代
霜降りを始めとするお笑い第七世代が、テレビを席巻しております。ただバラエティでも、第七で括られて四苦八苦してる様を見ると、なんとも言えない気持ちになるのは俺だけなんですかね。
チャンスが増えるという意味で、いい風に働いている芸人も多いとは思うんですよ。ただ、一種のアイドルの様なもてはやされ方をされる現状に、戸惑ってよくわからない事になってる芸人も少なくないと思うんですよね。
芸人アイドル化って、定期的にあるやないですか。よしもと天然素材とか典型ですし、ピカルの時も似たような感じやったでしょ。それとおんなじようなのが第七世代って名前で来てるんやと思うんですね。それに対して、なんとも言えない感覚になるんですよ。
とはいえもてはやされるだけあって、第七世代として出てくる芸人って、ネタもなんやかんや面白いんですよ。バラエティでアイドルのような扱いをされていても、やはり芸人としての腕は確かで、面白いネタを作ってるんですよね。
そこで今回は、個人的にお勧めしたい、第七世代のネタをいくつか紹介したいと思います。
1.逆だワン【蛙亭】
独特の空気感で、まさしく今勢いに乗っているコンビ蛙亭でございますが、この「逆だワン!」のネタの完成度が半端ないんですよ。
このコント、序盤からいろんな裏切りをかましてくるんですよ。どっちがツッコミでボケなのかというところから始まって、違和感の作り方、ツッコミの選び方、進め方と展開、どれをとってもきれいにまとまってるんですよ。東京03やハナコとは違った形の、シュッとしたコントやと思うんですよね。
正直蛙亭のどのコントより、俺はこのコントが1番好きなネタでございます。
ご存知ない方は、一度見ていただきたいネタです。
2.空気階段 タイムマシン
強烈なキャラと地肩の強さが半端ないコンビ、空気階段から、タイムマシンでございます。
空気階段はもてはやされるだけあって、どのネタも本当に秀逸やないですか。天才サイコパスと刑事がおもしろ事件大喜利をする「ゆうえんち」や、やばいおじさんが檻に入ってる「動物園」、涙のお別れをネタにした「深夜バス」など、もぐらのやばいキャラのネタも面白いし、大喜利させても面白いし、設定でも面白いって言う、最強のコント師やと思うんですよね。
そんな中でもこのタイムマシンは、キャラ、大喜利、設定といった空気階段の凄さが全て入ったネタでして、ずーっと面白くて一周回って感動するレベルの、最高のネタなんですよね。
空気階段の教科書を作るなら、これを表紙にしてもいいくらい、良さがぎゅっと詰まったコントでございます。
3.ザ・マミィ 金持ちの息子
おバカキャラ系のコントで今の時代一番上手いのって、ザ・マミィやないでしょうかね。
金持ちの息子のコントでも、息子役としておバカキャラが出てきますけど、このおバカ加減って言いますかね。話し方、動き方、言うことやる事全部が、コントとしてのおバカキャラのいわば正解のようなクオリティなんですよ。行きすぎず、行かなすぎずの、ちょうどいい塩梅なんですよ。
そしてキャラ付けが上手いのともう一つあるのが、このキャラの使い方ですよ。ただただ馬鹿として使わないのが、上手いんですよね。
「さかまる」にしても、「小倉ー由美子ー」って言う元カノのコントにしても、どれもおバカキャラはただのおバカで終わらないんですよ。クレイジーさと、設定が絶妙で、初めて見るときには誰しもが驚かされる、最高のコントでございます。
第七世代と括られてはいますが、それぞれ特徴も様々で、世代なんかで括れないオリジナリティと面白さがあるのはもちろんのことです。
それぞれのネタから、世代の括りではないそれぞれの良さを、是非とも知っていただきたいものでございます。