人類が火星に移住するためのテラフォーミング。
皆さんこんばんは猫鍋です。
近年惑星を地球化させる考えが出てきています。
この事をテラフォーミングといい、火星や金星、月、木星の衛星エウロパなどのテラフォーミングの対象となっています。
ですがテラフォーミングに欠かせない物があります。
それは、植物です。
なんせ、地球化ですから。
この本を読めばよりテラフォーミングの事がわかります。
テラフォーミングはなぜ必要?
そもそもなぜ、テラフォーミングが必要なのか説明します。
それは、大勢の人間が移住する事が前提だからです。
火星の大気とテラフォーミング。
まずは、火星今回のテラフォーミングの対象)とテラフォーミングの関係について知りましょう。
火星の大気中は非常に薄く、その成分は、95%が二酸化炭素、3%が窒素、1.6%がアルゴンで、大気には非常に塵が多く、火星の表面から空を見ると、明るい茶色から橙色に見え、質量が地球の約10分の1しかないため低重量でほとんど磁場を持ちません。
火星の大気が非常に薄いのは磁場がないからです。
磁場は、強烈な太陽放射を遮り大気を保護するシールドの役割を果たしています。
そのため、磁場がないと大気を保護するシールドがなくなり、多くの大気が宇宙空間に放出されてしまいます。
ですが、近い未来テラフォーミングを施し人類が移住できるようにするには地球と同様の磁場が必要となります。
そこで、人工磁場をつくります。
火星に必要な人工磁力は1〜2テスラで、山梨県で試験中のリニアモーターカーには1テスラの超電導磁石が使用されており、磁力だけに限れば今ある技術だけで人工磁場は実現可能です。
テラフォーミングに適した植物。
さて、次はテラフォーミングに適した植物です。
それは、苔類です。
なぜ、苔類かというと大きく分けるて3つあります。
❶過酷な環境でもある程度は耐えられるから。
火星は、−60度近い環境で普通の植物だと生存する事が不可能です。
ですが、苔類なら過酷な乾燥や気温下では、エネルギーをなるべく使わず地下茎などを使い増える事も可能です。
また、苔類を18ヶ月に渡って火星に酷似した環境置き、生存できるか調査したところ、60%以上の細胞に変化が起こらず、DNAも安定したそうです。
❷光合成をし酸素をつくる。
火星への移住の課題として、酸素が少ないという問題も解決しなくてはなりません。
火星は90%以上が二酸化炭素。人間の呼吸に必要な酸素は0.1%以下とされています。
この問題に対しても苔の光合成が解決してくれると期待されています。
また、コケが光合成をし、酸素がある程度満たされれば家畜などの動物が生きる事ができその後人間も酸素マスクなど無しで活動できるようです。
❸苔は食べられる。
なんと、コケは食べられるのです。
実際に調べてみたところネパールなどで食べられており、ジャゴケが美味しいそうです。
成分は、はコレステロールを下げる効果や、抗酸化作用があるそうです。
これらなの成分は、緑黄色野菜から摂れる成分であり、苔からこのような栄養を摂れるのは火星に移住するとき食料としても役立ち、便利ですね。
火星を温暖化させる。
火星は、熱を保持する作用が弱く、表面温度は平均-63℃、最高でも20℃です。
そのため、人類が生きていけるほどの酸素があっても何かしらの「宇宙服」などが必要です。
また、火星を地球化させるためには温度も上げなくてはなりません。
そこで登場するのが、今世界的に問題になっている地球温暖化の大きな原因、二酸化炭素を使い火星を暖めます。
ですが、この二酸化炭素で大気を温めるには「大気を保護する、磁場が既にある」とうい事が前提です。
極冠を溶かす。
火星には極地方にある極冠とよばれる固体があります。↓白い部分。
この極冠の成分はドライアイスと同じ二酸化炭素です。
そのため極冠を溶かし、大気を多くし気圧を高め温度を上げる事ができます。
重力と人間の関係性。
最後に紹介するのが、重力と人間の関係性です。
人間は重力の影響をほとんど受けない宇宙空間に長い間滞在すると、骨や筋肉が衰えて身体機能が低下してしまいます。
それは火星も同じで、火星は地球の40%の重力しかありません。
そのため、人間が火星に移住するとなると1日に何時間も運動をしなければなりません。
ですが、2050年ごろには人工重力が開発される予定で、その頃には火星でほとんど運動をしなくてもいいのかもしれません。
今回は、火星をテラフォーミングさせるという事について紹介しました。
火星をテラフォーミングさせるためには、植物や、気温、磁場、重力、気圧、大気などいろいろな条件が必要です。
この記事を書いていて思ったのですが、地球に生命がいるのはとても運が良い?ですね。
火星に一度は行ってみたいですね。
ここまで読んで下さった皆さんありがとうございます。
では、さようなら👋