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【ADHD】面倒だな、は攻略のカギ。

朝。「洗顔」「歯磨き」「水筒にお茶」・・・ぺちぺち、とホワイトボードのマグネットを裏返す。こんな簡単なことさえ、こうして意識していないとどれか抜けてしまう。でも逆にいえば、意識すればできるようになってきたとも言える。今日も朝起きてずるずるとそのまま1階に行こうとしたが、ホワイトボードの「起床」「洗顔」「スキンケア」の並びが頭に思い浮かび、はっとなって洗面所に向かった。

これはホワイトボードの効果が出ている…!と実感して嬉しい気持ちになった。やはり視覚化するやりかたはとても合っているようだ。順番を簡単に並び替えれるのも良いし、裏返していくと面が白くなっていくのもなんだか浄化っぽくて良い。あと毎回書かなくてよくてできても裏返すだけ、繰り返し使えるという楽さもポイント。

一時期、手帳のマンスリーのページに「やれたことチェックリスト」というのをやってたこともあった。それはそれでできた自信になって自己肯定感的には良かったけど、ちょっと手間だった。綺麗に書きたくて書き直したりチェックのペンを別の色にしたりとかいうのを繰り返しているうちに面倒になって途絶えてしまった。

この「面倒」をいかにはぶいてできるかがわたしにとってとても大事。「脳が「面倒」に出くわすと動きを止めてしまう人種」なもんで。ゲーム全くやらない人生だったのでずれてるかもだけど、日常生活ってRPGみたいだよなってたまに思う。ダメージくらったり回復したり装備したり。俯瞰でそういうふうにやってみると気が楽かもしれない。

人によって面倒に感じることって差がある。例えば薬の管理にしても、はじめに全部日数分にわけておくすりカレンダー的なのに入れてしまう、のが楽な人もいるだろう。(わたしは面倒でだめだった)うちは今いつも座っているダイニングの椅子のすぐ後ろにある棚の扉にフックをかけて、それに吊るす形で落ち着いている。いつも透明なビニールの袋に入れられてくるので、それの上部に指でぐわっと穴を開けて引っ掛けているのだが(はさみを使うのが面倒)それも人による、ということにしておく。

そんななので、雲の上での暮らしの仕方かな…?ってくらい「ていねいな暮らし」は私にとって異文化である。めちゃくちゃあこがれではあるけれど。でもこうやってちまちまと工夫していって、「ものをなくさない暮らし」とか「面倒くさがりでも家事が続く暮らし」とかにはなりたい。今の時点ではこれだってまだまだ手が届かない憧れの存在だけど。あきらめないぞー。





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