抗うつ薬ミルタザピンについて分かりやすくまとめてみた
ミルタザピンってどんな薬?
ミルタザピンは、「NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)」と呼ばれる種類の抗うつ薬です。脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの働きを調整することで、うつ病の症状を改善します。
特徴
比較的早く効果が現れる(1週間程度)
抗うつ効果だけでなく、睡眠改善や食欲増進などの効果も期待できる
として、副作用眠気、体重増加、口渇などが起こりやすい
適応
うつ病
うつ状態
服用方法
一般的には、寝る前に1回服用します。
用量は、症状や体格に合わせて医師が調整します。
一般的な副作用
傾眠:最も多く報告されている副作用であり、50%以上の患者に認められます。服用初期は特に強く感じる場合があり、運転や機械操作などには注意が必要です。多くの人は時間の経過とともに慣れていきます。
口渇:20%以上の患者に認められます。水をこまめに飲むことで軽減できます。
倦怠感:15%以上の患者に認められます。
便秘:10%以上の患者に認められます。食物繊維の摂取や水分補給を心がけましょう。
体重増加:10%以上の患者に認められます。食事療法や適度な運動を心がけましょう。
浮動性めまい:5%以上の患者に認められます。立ちくらみやふらつきを感じることがあります。
ミルタザピンは抗うつ薬の中では比較的安全性の高い薬ですが、上記のような副作用が現れることがあります。それらの副作用の影響をできるだけ受けないようにするための方法をまとめました。
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