旬を揃えて、季節をお届けするコースメニュー
INTERSECT BY LEXUS – TOKYOの2Fビストロには、ディナーコースメニューがあることをご存知でしょうか?
INTERSECTのメニューはすべてそのときどきの旬をお届けすることにこだわっていますが、もちろんコースも、数ヵ月ごとに一新するため、何度来ても飽きずに楽しめるとご好評をいただいています。
今回は、こだわりの一端をお伝えすべく、現在ご提供中のコースメニューをご紹介いたします。
まず最初に「グジェール」からスタート。シュー生地にグリュイエールチーズを加えて焼き上げたフランスの代表的なおつまみで、サクッと軽い口当たりとチーズの風味が特徴です。アミューズとしてお出ししていて、召し上がっていただきながら、アルコールや飲み物をゆっくり選んでいただけたらと思っています。
つぎに、前菜2種類。1つは「アカザエビ 根野菜」です。キャビアをのせたアカザエビは、低温調理でエビの旨み・甘みにキャビアの塩みとミネラルがアクセントとなって絶品。アボカドのペーストと、とんぶりをあわせたものを下に敷き詰めているので、クリーミーな食感を加えて楽しむこともできます。根野菜は黄カブやサラダ大根、ラデッシュ、人参など。じっくりと火入れして甘みを引き出しています。そして、食材を囲む、オマール海老からとれる汁をベースにしたドレッシングの心地よい酸みが、料理全体の味わいを引き立てます。
また料理を縁取る器にも注目です。こちらは白に赤が目を引く皿で、金継ぎ作家の方の手によって、漆継ぎが施されています。見た目の美しさはもちろん、モノを大切に使うというINTERSECTのもうひとつのこだわりです。
2つ目の前菜は、オニオンのキャラメリゼを塗ったパイ生地に、香ばしくソテーしたセップ茸をのせた「茸 地卵 ネギ」です。1番上に、栄養価が高く濃厚な奥久慈の卵のポーチ・ド・エッグ(落とし卵)を添え、長ネギのフリットをちりばめています。セップ茸の旨み、卵のまろやかさ、ネギの香ばしさは、とてもなじみがあるような絶妙な味わいです。
魚料理は「甘鯛 ホタテ カルナローリ」。甘鯛は鱗焼きにし、パリパリとしたクリスピーな皮と、ふんわりと焼きあがった身との対照的な食感が、食欲をそそります。ジューシーな甘みと旨みが広がるように表面はカリッと中はしっとりと絶妙に火入れしたホタテを添えて。日本国内で栽培された珍しいカルナローリ米をリゾットにし、ホタテからとった汁のソースで仕上げたものを下に敷いています。濃厚なエキスを使ったソースが料理をさらに奥深いものにしています。
そして、メインは国産の仔羊の繊細で柔らかい質感が生きるよう、じっくりローストしてジューシーな味わいに仕上げた「仔羊 トマト 蜜柑」です。肉の臭みはほとんど感じられず、食べやすい一皿。つけあわせは、甘いフルーツトマトをくりぬいて戻し焼いたものと焼きねぎ(今は下仁田ネギ)。そこに国産の仔羊の旨みを閉じ込め、アクセントとして蜜柑を加えたソースをまわしました。すべての食材が絶妙に合わさり、甘さと酸味が食欲を掻き立てます。
デザートは、生クリームの上にビスケット生地とバニラアイス、さらに白ワインでコンポートした姫リンゴをのせ、フランボワーズソースをかけた「リンゴ バニラ ラズベリー」。リンゴに見立てたビジュアルは、目にも鮮やかです。王道の組み合わせですが、りんごのおいしさをストレートに引き出し、食べる手が止まらなくなります。
以上、全6皿。食後はコーヒーや紅茶をご提供いたします。別途、コースにあわせたアルコールのペアリングもご用意もしています。普段なかなか飲み合わせないようなワインも、料理に合わせてご紹介していますので、よろしければご利用ください。
途中でお気づきになったかもしれませんが、メニュー名はすべてシンプルに、おもな食材がわかる程度にとどめています。というのも、調理法などの文字情報にとらわれず、食材名から、季節や産地、旬の味わいを感じていただき、また、ご提供時にスタッフからご説明させていただくコミュニケーションでより深いINTERSECTならではの食体験につなげられたらと考えているからです。そして、より多くの方に体験していただきたいという思いから、価格にもこだわりました。
コースメニューは1つとして同じになることはありません。季節が変われば、以前のコースメニューをお楽しみいただくことはできなくなります。いまの旬をとらえたコースをぜひ食してみてください!
コースの内容や、もし苦手な食材があるときなどは、お気軽にスタッフにお問い合わせください。