車庫ではない「ガレージ」? LEXUSが大事にするコミュニケーションの場
こんにちは、INTERSECT BY LEXUS – TOKYOです。
先日、「LEXUSが提案する新しいライフスタイルを体験する場」と自己紹介させていただきましたが、それをもっとも実感していただけるのが1F奥にあるスペース「ガレージ」です。
ご存知の方も多いと思いますが、「garage = 車庫」といってもINTERSECTのガレージはクルマが展示されているとは限りません。
たとえば、2020年におこなったLEXUS DESIGN AWARD(以下LDA)の展示。過去のファイナリスト作品の紹介とともに、2020年のファイナリストの発表を映像で会場内に映し出し、完成したものだけではなくその過程の時間もお客さまに共有するというコミュニケーションを試みました。
また、LDA受賞作品からCRAFTED FOR LEXUSとして商品化されたアイテムを紹介した展示では、スタッフとお客さまが対話することで“静”であった展示が“動”に変わり、作品を通してつながっていくのを実感しました。
LEXUSとしての視点でモノ・コト・ヒトを紹介してきました
LEXUS自体の活動のほか、さまざまなアーティスト、クリエイターの方々と、ファインアートに寄った作品やデジタルテクノロジーによる表現、バイオテクノロジーを活用したアートなどを共創し、展示してきました。本当に多種多様で、表面的には一貫していないようにも見えますが、「コミュニケーションを大切にしている」という軸はすべての展示に共通しています。
展示を行う“箱”ではなく、常にLEXUSの視点をお客さまに伝えるコミュニケーションの場として、そのときどきに気になっているコト・モノ・ヒトを、LEXUSならではの方法でご紹介してきたのがガレージです。
Ryu Itadani氏による立体アート作品「A Room in The Room」では、数日かけて完成させていくライブ制作の形をとりつつ、同時にその過程を楽しめるカフェスペースとして解放しました。
そして、フードインスタレーション「Taste of INSPIRATION for LEXUS」や「Journey on the Tongue」。“食べる”ことで完成する、まさにお客さまなしには成立しない展示でした。
クルマの展示がなくても、LEXUSらしさを感じていただける場所
クルマのブランドであるLEXUSがなぜ? と思われるかもしれませんが、モノを選んで終わりではなく、私たちが感じた、できあがるまでのヒトの熱量や、好奇心、煌めき、愛着といったモノづくりの過程とライフスタイルまで含めた体験を提案するLEXUSらしい場所であると、私たちは自負しています。
現在は、クリエイティブ・ユニット SPREAD(スプレッド)にご協力いただいた「The Path of Color」を開催中。ユニット結成15周年という節目にもふさわしい、明日に向かうエネルギーに満ちた空間インスタレーションです。
色とりどりの紙のカケラで“道”を表現していますが、その浮遊感は写真だけでは伝わらない不思議な魅力があります。このご時世でなければ「絶対に生で体感するべき!」と来訪を促したいほど。あまりにも惜しいので、期間を延長して6月いっぱいまで開催を予定しています。
SPREADには、2019年におこなった“色を貼る”空間装飾テープブランド・HARU stuck-on design;とのコラボレーション展示「After-Image」のデザインディレクションも担当していただきました。
6月と7月のはざまで、また新たな展示が始まります。こちらも、みなさまとのコミュニケーションで作品としてのあり方が変わるような、面白い仕組みを鋭意制作中です。どうぞ楽しみにしていてください。