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最新技術の「面照明」により 実現した、まったく新しい光のアート

今月11日からスタートしたインスタレーション「hex flat crystallized」は もうご覧いただけましたでしょうか?

面照明の新たな可能性としてミラノデザインウィーク2021でも注目を集めた、日東電工の光制御技術「RAYCREA(レイクレア)」を使ったアート作品で、INTERSECT BY LEXUS – TOKYOの1Fガレージに幻想的な空間が出現しています。

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光で構成された空間の美しさはさることながら、この作品の醍醐味は、見る角度や、その時々の状況により受ける印象が変わる”ゆらぎ”の部分にあります。

安定と不安定が交雑する幻想的な空間

作品名の「hex」は、RAYCREAのフィルムを貼った透明なアクリル板がソリッドに立ち上がり、六角形、つまり「hexagon(ヘキサゴン)」を描く様子を表したもの。コンピューターに用いられる16進数(hex)や、古代ギリシャ語の6(hex)を起点に、自然界でもっとも安定した形だといわれる六角形を、作品のモチーフに取り入れました。

アクリル板の端部に設置したLED光源を点灯すると、RAYCREAを貼った部分が面照明となり光と色を纏います。見る角度と位置によって多様な光と色の重なりが生まれ、展示全体を通して光のさまざまな表情を愉しむことができます。

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監修したのは、国内外の建築家やアーティストと組み、さまざまなデザイン展示や舞台の空間演出を手がけてきたアート・テクニカルディレクターの遠藤豊さんです。光、色、音が重なりあい、視覚的安定と有機的な不安定さが交雑する、幻想的に表現された空間を体験していただけるよう、試行錯誤と検証を繰り返しつくり上げたものです。

だからこそ、完成した作品の魅力は筆舌に尽くしがたいものがあります。これはぜひ、直接体験していただきたい!

見るたびに印象が変わる不思議な光

見る場所や時間で、けっして同じ表情を見せず、“ゆらぐ”光、この幻想的なアートに没入すると、光と対話しているような感覚に襲われると思います。毎日のなかのほんの瞬間をこの光に照らし、さまざまに想いをめぐらせる時間をこの空間で体験していただけたらと思います。

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日本初公開の新技術で生まれた、このまったく新しい光のアートは2022年1月24日(月)までの期間限定公開です。またとない機会をお見逃しなく、ぜひ足をお運びください。