先に延ばすのも手の内〜『明日できる仕事は今日やるな マニャーナの法則完全版』〜【1月仕事・時間術チャレンジ1】
2025年が始まりました!
昨年最後のチャレンジは、風邪でダウンしているうちに年の瀬となってしまいました。コミックはまたチャレンジします。
で、1月は新年にふさわしく「時間・仕事術チャレンジ」といたします。
時間術、だけでも世の中たくさんの本がありますし、仕事術となるとそれまたもっとたくさんあると思います。その中で長年フリーランスをやっている視点から役に立った、参考になった、というものをあげていきます。
最初はコチラ。
書店でたまたま猫の表紙に惹かれて買った本でした。が、これが素晴らしくよかった! もともとは2007年に出た本が2016年に完全版となり、それが携書版となったところで私が見つけたようです。これだけ版を重ねているのは本書の「マニャーナの法則」が響く人がそれだけ多かったのだろうと思います。
タイトルだけ見ると、「明日に仕事を残したら、先延ばしで悪いんじゃないの?」と思いますよね? いかに今できることを効率よくやるか、が時間術のポイントだと考えがちですが、効率よくやるといっても限界があります。それよりも、やるべきととやらないことをきっちり見極めることが必要なのだ、とこの本は教えてくれた気がします。
自分に一番役に立ったのは、「ファーストタスク」とTo Doリストに代わる「WILL DO LIST」の概念でしょうか。手帳自体は私も昔から使う方ですが、バレットジャーナルという手帳術を知ってからはスケジュール管理に加えて、「やることリスト」つまり「To Doリスト」も管理するようになりました。リストは先頭に四角を書いておき、その内容をこなしたら塗りつぶす、というのが基本的な使い方でした。今でもその使い方は変わっていません。ですが、最初にその日に取りかかる仕事「ファーストタスク」をまず書き、それから「WILL DO LIST」でやることを管理する方式に代えました。
なぜこうするかというと、To Doリストは「するつもりの仕事がすべて網羅されたオープンリストの典型」だから。「その日にするつもり」のリストだから仕事をこなしながら際限なくリストが拡大する危険性があります。ですが、WILL DO LISTは「その日にやると決めた仕事のリスト」で、基本的にその日に完了させます。その日に発生した新しい仕事は翌日のリストに追加する。つまり、明日(マニャーナ)にやる仕事となる訳ですね。
クローズリストに基づき、とにかくそのリストを終わらせることに集中する。仕事は同時進行で二つ以上のタスクをするよりも、実はひとつずつ終わらせた方がよほど早く終わるのです。この事実に気が付かず、いつも何かを同時進行でデュアルタスクで処理しがちだった私にとっては、目からウロコの事実でした。この本を読んだ後にいろいろな脳科学の本も読みましたが、人間はシングルタスクでしか物事を処理できない、とのこと。同時にやっているように見えても実はそれぞれのタスクを切り替えているだけ、らしいのです。つまり、切り替えの手間と負荷の分だけ、集中力を使い果たして効率が悪い、ということになるのですね。
タスクに取り組んでいるときに何かを思いつく。その思いつきは反射的にすぐやるのではなく、メモに残すなり、明日のタスクに加えるなりして、飛びつかないようにする。そして、今やっていることを終わらせてから、取りかかる。おかげで出来る仕事は増えたように思います。
もちろん、まだまだできていないことはあります。タスクを大きく設定しすぎると、できなくて未消化になってしまいます。適切なタスクの設定、長期のプロジェクトをどう進めていくか、などまだ課題は残りますが、折りに付けては見返して、今の自分の毎日の過ごし方を反省する本となっております。
手帳の使い方、もいろいろと変遷しました。明日は今一番参考にしている手帳術の本をあげようと思います。
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