迫撃砲とモルタルの共通点って?
私が住んでいるところは、近くに自衛隊の演習場があり、米軍との合同訓練もよく行われます。
ニュースで迫撃砲を使った訓練が、と言っているのを聞いて、ふと思いました。
「迫撃砲って英語で何て言うんだろう?」
調べてみると、なんと
mortar
でした。
え?
モルタルじゃん!?
なんで?
兵器の迫撃砲と、モルタル、つまり漆喰では似ても似つきません。
Merriam Websterのオンライン辞書を引いても語源は特に書いていません。
あれれ、理由が分からないぞ?
と普通にWikipediaを見てみると、答えがありました。
そもそも英語のmortarはフランス語のmortierから派生しており、臼状のもの、つまり"乳鉢"などの意味もあります。
同じく建築材料のモルタルも練って混ぜる、という意味でラテン語のmortarium(乳鉢の意味)だそうです。迫撃砲は日本語でもともと臼砲と呼ばれており、英語でも形状が臼状だから、モルタルと同じく、mortarと呼ばれるようです。
あ〜、ビックリした。
言葉って面白いですね。
こういうしょうもない疑問を日々気に留めているといつかどこかで役に立つ、かもしれません。
私は通訳という職業柄、「いつかどこかで」という意識が人より強いかもしれませんが、何にでも興味を持つ、というのは脳細胞の活性化によいそうですよ。
脳トレゲームをやるより、日々好奇心を絶やさないことがよい地頭を作るコツかもしれません。