あなたの鍼灸、わたしの鍼灸
こんにちは岡野浩人です。
先月実施した『鍼灸柔整フェス2024』でスポンサードしていただいた「ダーマローラー」との特別企画を実施します。鍼灸師向けになりますので、内容は鍼灸師さんがダーマローラーを扱う魅力について実施していきます。私もファシリテーター&スピーカーとして参加しますので、是非ご参加ください。無料です。
個人的にもダーマローラーHC902をホームケアとして使っていますし『肌再生鍼』の施術を実施しています。一回の施術で変化があるかといえばそんなことはないのですが、継続してもらうことで肌質の改善がみられています。私個人の話でいえば、ニキビ跡の改善がみられているので、長年のコンプレックスが解決しつつあって良き感じです。
ということで、先日写真を撮ってもらいました。(各SNS参照)
写真撮ると色々気にはなってしまうので、それが自分自身のケアにつながることはいいことだし、でも気になるし、みたいな葛藤ってモデルでない限りあるのかなって思いますが、これもまた良き経験というか良きことかなと思っています。私と会ったら写真撮ってください。
◼︎私の刺さないはり
自分の施術の説明って難しいなって思うので、クライアントさんにお伺いしてみるわけですが「言語化できない」というお声がたくさん返ってきます。
言語化できない独特の世界観があるらしいです。
私自身も、自分が見えているものをお伝えしているだけなので、それが科学的にどうとか、もっというと東洋医学的にどうか、ということも整合性がとれているかはわかりません。ツボや経絡を学び、東洋医学にも精通している鍼灸師さんに施術しても「言語化ムヅカシイ」と。どうすればいいのかと思うんですが、つまり言語化でにないのです。
とはいえ言語化を怠っているかというと、そういうわけでもなく。ただ言語化しても、その対象が「見えているもの」ではないので、そもそも表現が伝わらないという状態です。とはいえ、医学や自然科学を実践してきた先人たちが目に見えなくとも「言語化」してきたものがたくさんあるわけなので、その辺りは学び、そして表現していきたい気持ちは強く持っています。
◼︎見える世界を知りたい
というお声もあって、そこは素直にありがたいというか。『何が見えてますか』『見えている世界を教えてください』と施術中にお伝えくださるクライアントさんもいらっしゃいます。
スポーツでも「ゾーンに入る」的なことがありますが、鍼灸の施術中も似たような感覚が私にはあります。過集中、というべきでしょうか。
とにかく「宇宙と交信している」みたいになっているっぽいです。宇宙と交信しているわけではありません。クライアントさんのお身体とコミュニケーションしているのは事実ですが、何をしているんでしょうね。言語化ムヅカシイ。
とはいえ、怪しいことをしているというわけではありません。スピリチャルなセラピーをしているということもありません。結果そのようになっていることはあるかもしれませんが、あくまでも私が教わってきたものを実践しているに過ぎません。
◼︎誰か私の施術を解説してください
記事のシェアと共に。
◼︎いち鍼灸師としての役割
鍼灸や東洋医学は、昨今多くのことが解明されていたり証明されていたり、仮説が出てきたり、データが集積されたり、そういうことでわかってきたことは多いし、エビデンスに基づく鍼灸施術を実践する鍼灸師さんも増えているし、研究をされている先生方も素晴らしいご活躍をされているし、論文が出たり、勉強会が実施されたり、学会が盛り上がったりと、「わかる」鍼灸になりつつあります。
先人から受け継いだものが目に見える形になることで、より多くの方に鍼灸や東洋医学によって「健康」になっていただけるものと考えています。広まれ鍼灸!みたいなことがよりいい方向で社会に根付くといいなと思います。
こうした流れがあるからこそ、私個人は、先人たちが受け継いだ「見えない世界」へのアプローチができています。
感覚としては、自分自身を通して、自分の技術を通して「目に見えないけど大事なこと」や「表現できないからこそ失われている(可能性がある)もの」の再構築をしている感覚があります。鍼灸業界を代表しているというよりは、個人として私なりの「医道」へのアプローチと思っていただけたら。
◼︎鍼灸師の集合知
みたいなのは必要だと感じています。鍼灸師のクラウド的な。学校や学会とも違う経験とコミュニケーションから個人に蓄積されるノウハウの集合体。そんなコミュニティがあったらいいなと感じています。
各個人が実践していくことで「経験」と「知」が増えていく。鍼灸師さんそれぞれの「医道」の歩みが鍼灸や東洋医学を現代に、そして次世代に「健康」をもたらすものだと考えています。
正解は一つではないし。普遍的なもののあれば、その個体に合うもの、もあるし、鍼灸や東洋医学の良さをどう使うかは各鍼灸師次第。だからこそ可能性も無限大だなと思うわけです。
◼︎日々違う個体として
術者もクライアントも日々変化するものとして、よくよく観察し、刺激と反応を臨床の中で表現していきたいというのがおそらく私の鍼灸です。
私の鍼灸施術、ていしん施術を受けてみたいという方がいましたら、お気軽にご連絡ください。