手描き加賀友禅のインテリア茶箱

2015 年の北陸新幹線開通時のプロジェクトのご縁で始まった久恒俊治先生の手描き加賀友禅のコレクションです。

久恒先生の⼯房「久恒友禅」ではデジタルの技術を使ったミニ茶箱「季の箱(ときのはこ)」シリーズも大人気で、「加賀友禅」に親しみを持つファンを増やしています。

久恒先生は常に新しい視点や⼯夫で加賀友禅を今に生かしていくことを考えていらっしゃいます。

2020 年には、北陸先端科学技術大学 との協業で「染色排水の無害化を切り拓く最先端の草木染め」で150 年ぶりに草木染の加賀友禅を復活させました。

「STI for SDGs」アワード 文部科学大臣賞を受賞したプロジェクトです。動画内のピンク色の小さな茶箱「兼六園菊桜」がまさしくその染料で染め上げた作品です。

美しい加賀友禅の世界をお楽しみください。

久恒先生のお言葉:「インテリア茶箱について」

昔の古い家を訪ねた際に、物置や天井裏に大きな茶箱が忘れ去られたように置かれていた風景を思い返しました。
茶箱が再び見直され、このような豪華絢爛なものに蘇ったことに驚いております。
昔の古いものが今に生きるひとつの形であると思います。

久恒俊治氏 プロフィール:伝統的⼯芸品 加賀友禅手描き技術者として登録。加賀友禅作家。木に手描き友禅を
施した『友禅夢樹』を開発、草木染、友禅模様のデジタル化など、常に革新的な創造活動を行っている。世界一薄く
て軽いと言われる「天女の羽衣」と手描加賀友禅染のコラボは、空気の流れを敏感に感じる生地に友禅模様が浮か
び上がり、優美な世界を見事に演出し話題となった。

ビデオインデックス
0:07 - 0:31 手描き加賀友禅 「雪輪」
0:32 - 0:50 手描き加賀友禅 「兼六園菊桜草木友禅染」
0:11 - 1:13 手描き加賀友禅 「白梅」

映像: catching_the_light
※ インテリア茶箱バーチャル展覧会より
 Zone 4 「和の世界」 Frame 1 「久恒俊治」

https://chabako.jp/gallery/online