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総裁は”刷新感”の小泉進次郎で決まり!?~首相官邸筋が流す”飛ばし情報”か?米大統領選挙と絡めた支持率低迷打破のシナリオ


【画像① 今回の自民党総裁選出馬予定者の中で一番若い43歳の小泉進次郎氏は、世論調査の「次の首相に相応しい人は?」の問いで石破茂氏と1、2位を争っている。】





◆8月後半から流れ始めた「小泉、石破で決戦投票説」の出処は首相官邸周辺




「9月の総裁選は多数出馬表明者がいるが、最終的には第一回投票の1、2位を占める小泉進次郎、石破茂で決戦投票となる」


こんな説が永田町の一部で聞かれていた。9月に入ると、メディアの国会取材者の間にもそんな情報がささやかれ、真偽を確認するような取材が続いている。


筆者(篠原)も、YouTube配信番組の中で触れたことがあるものだが、この情報をささやいている関係者に聞くと、いずれも「官邸”奥の院”の幹部による票読みに基づく情報だ」と答えている。首相官邸周辺から流されているものであるのは、間違いないようだ。


自民党総裁選は、9月12日告示、同27日投開票で行われる。現在、12人が名乗りをあげるとされているが、これでは国会議員20人の推薦人を各候補者が集めるのも容易ではなく、既に3人ほどが立候補断念との情報も流れている。ざっと見て、既に20人の推薦人確保が整った候補は若手の1人、小林鷹之氏(49)と林芳正氏(官房長官、63)くらいで石破茂氏(67)や高市早苗氏(経済安保担当相、63)すら「見通しが立った」というもののまだ20人突破という確証を示せないでいる。


【画像② 石破茂氏は、以前もそうだったが、総裁選に向けてひたすら地方遊説に出かける。かつて地方創生相の時に地域振興で丁寧に各地の陳情を聞いて実現の手助けをしてきたので、全国の自民党支部の中で石破氏を強く支持する動きもある。国会議員の中での人気がいま一つなのが課題だ。】




官邸取材の新聞記者は、次のように述べている。


「現在12人の名乗りをあげた総裁出馬表明者は、おそらく12日の告示までに6人から8人くらいまで絞られるだろう。それでも、かなり多い立候補でたたかわれる総裁選となるので、1回目の投票では当選条件である過半数を単独で得られる候補者はおらず、上位2人による決戦投票になる公算は大きい」


その決戦投票が小泉氏と石破氏で争われることになる、というのが官邸周辺が流している情報なのだが、9月に入ってこの情報にはもう少し尾ひれがついてきた。



◆総裁選後、間髪入れず衆院解散、10月27日までに総選挙実施のシナリオ




「決戦投票では小泉進次郎氏が石破茂氏を制して、”刷新感”を自民党にもたらし、間髪入れずに衆議院を解散して10月27日までに総選挙を実施、11月5日の米大統領選挙までに決着」


こんなおおざっぱなシナリオが、総裁選決戦投票をめぐるリーク情報に付け加えられているのだ。やはり、出処は首相官邸周辺、「岸田文雄首相退陣後も政権中枢にとどまる見込みの官邸幹部による」という注釈つきでである。何やら世論誘導を狙っているようで、怪しい気がしないでもない。


【画像③ ネット界隈で圧倒的な人気を集める総裁選出馬表明者は、高市早苗経済安保担当相と青山繁晴参院議員だが、どうも官邸サイドや自民党重鎮たちから向けられる視線は冷たいというか、敢えて無視されているような感がある。】

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