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「授業振り返り」は何のためにあるのかを高校生が考える

46回目の投稿

 みなさまこんにちは。久しぶりの投稿です。気づいたらビュー数が4000を超えていてびっくりです!

 さて、中学校や高校では授業の感想や振り返りを書かせられることがよくあります。「今日分かったことや感想をかけ」だなんて、生徒にとっては非常に面倒くさい。何のためにやるんだこの教師は、と正直多くの学生が思っていることでしょう。

 私も中学生の時から、国語や理科、社会、家庭科、さらには体育でも「振り返りシート」を書かされてきました。体育…???

 ただ、中学生の時から、役に立つ・立たないがなんとなく分かりました。「これはやっても意味ないんだろうな」、と感じる教科と「しょうがないやるか」と思える教科、なぜか分かりませんが二つに分かれました。

役に立った「振り返り」

 まず今までの「役に立ちそうだった振り返りシート」の特徴を思い出してみますね。

1.中学社会の振り返り

 「分かったこと・思ったこと」を書かせるものでした。枠がそんなに大きくなかったので私は、一番重要だった「授業の要旨」と自分の予備知識と関連させることのできた「繋がった知識」を書きました。

2.高校生物の振り返り

 「分かったこと」を書かせるものです。今も書いていますが、やはりあまり枠が大きくないので授業の内容を言い換えて書く必要があり少し大変。下に少しだけ「感想・質問」を書く欄があるので、だいたい無理矢理質問を作って先生を困らせています(笑)(でも毎回答えが書いてあるから凄い)

 上二つは何となくですが、役に立っていそうな気がします。

 上二つの共通点の一つが、「授業に反映されている」ことでしょう。社会の先生は一部生徒の振り返りを授業冒頭で雑談交じりで紹介していました。そこで紹介されると何となく嬉しいですし、何より「他人がどんなことを感じたのか」を知ることが出来ますね。
 また、生物に至ってはほぼ確実にコメントが返ってきます。おまけに「~については?」とか「一番大切なのはどれ?」とかいうコメントも書いてあることがあります。(えっ、私は意外と何も理解できてない??と不安になります)

 あとは最後の「まとめ」としての時間で「単元全体の振り返り」があることですね。今までの時間自分が書いてきたことをまとめて書いたり、抽象的な問題に答えを出したりと、知識を振り返ってつなげる時間が必ず用意されていました。

なめらかな理解

 このような振り返りを書いていると、先生たちが求めるものはもしかしたら「知識の定着」だけではなく「ある程度の道筋の理解」なのではないかと感じます。

 先日その生物の先生と振り返りシートの存在意義について話をしました。その先生曰く、「知識の定着はもちろんなんだけど、簡潔にまとめてあって何が大切なのか理解できてるかを見てる」らしい。また、「先生としては「生物ってそう都合よく環境に対応できるわけじゃない」ってことが分かってほしい」ともおっしゃっていました。

 やはり生物や社会などの知識量が膨大な教科は受験を強く意識しすぎるところがあるような気がします。高校3年間で覚える生物の知識量は恐ろしいものでしょう(生物選択にしたので頑張ります)。

 となると、やはり「知識のつながり・流れ」が必要になるでしょう。中心に「その教科の感覚・イメージ」、それが軸になって知識が周りを取り囲み、知識同士もつながりがある状態。神経細胞みたいな、樹木みたい構造体が理想なのでしょうか(私は学生なのでよくわかりません)。

 となると、授業の中でならった知識同士をつなげて簡潔にまとめられる程度の理解があるか、またそれが他の知識につながったり、その教科の感覚的なイメージや理解につながったり、と内容が「流動的」(と言えばいいのでしょうか?)でなめらかに頭に入っているかがこの「振り返りシート」で先生に全バレしてしまうのでしょう。

 「振り返りシート」を書く時間は、授業内容を自分の中で綺麗に再構成させるトレーニングの場である、と私は考えました。

(だったら、体育や国語といったやることが結構「抽象的」な教科の振り返りって結構難しいはずです。抽象的なものを自分で具体化させて再構成、そんな高度なこと私はできませんでした。おまけにそういう教科に限って書く欄がでかい。マジでキツいです。。。。)

 お読みいただきありがとうございました。








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