木桶で手前味噌（初）
仕込んだ味噌の構成（断面図）
仕込み手順（備忘録）
木桶の準備 ※新品
・飽和食塩水を作り、木桶の上まで満たし一晩おく
※『木に水分を吸わせて膨らませる』ため、水を入れて吸わせる。
木桶で仕込む場合の方法を調べると、「水」「飽和食塩水（水でも可）」とあったのではじめは普通の水を入れたけど
不必要にカビないかが心配。（←木桶を使う上で一番心配だった）
→購入した際の説明書には「飽和食塩水」。
普通の水でも水分を吸わせて膨らむ役割は十分そうだけど、塩を入れることできっとカビ予防になってるんだろうなと思い、作って入れ替え。
※後ほど見たら外側に塩の結晶が。カビ抑止になってそう。
味噌だねの準備
お手軽に混ぜるだけキットを使用。
なので簡単。
今回は大豆つぶすところからのセットなので、黙々と大豆をつぶす。
→全て混ぜて適当な大きさにギュッと丸めて味噌玉にする。
木桶に詰める
カビない様に、隙間なくギュッギュッと詰めていく。
※木桶の底は仕様上ふちに溝があるので、そこもしっかり詰める。（やはりカビが心配だったので熟成済みの味噌で詰めてみた）
蓋をする
味噌玉を詰めた後、表面をどうするかも様々。
今回は熟成している味噌を表面に塗り、その上に昆布を敷いた。
※後々、昆布も美味しく食べれるみたい。
昆布の上にラップをぴっちりと敷き、内蓋をのせる（木桶購入時のセット品）
そして重石をのせる。
※重石をのせることで水分が上がって良い状態になるみたい。重石をのせるのは今回が初なので、今までとの違いが楽しみ。
外蓋をのせる。（重石が飛び出してるのでしっかりは締まらない）
虫が入らないように、新聞紙で蓋をして、さらにビニール袋で覆って留める。
→しばらくそのまま。（後日、途中経過を追記予定）
※外気の環境に近い玄関付近に置きました。
手前味噌の経緯
初の手前味噌
2022年にワークショップで初・味噌作り。
→思いのほか作るのが簡単で、自分でも作れたことが嬉しかった。そして何より出来上がった味噌がとても美味しい…！
（大豆をつぶすのはちょっと大変）
味噌づくりへの興味
学生の頃、友達から自家製お味噌をもらった。
お味噌汁にして食べたら、あまりのおいしさにびっくり＆家庭でも作れることを知った。
今思えば、『食』に対しての認識が変わる初めの一歩だったなぁと。
とはいえ、味噌づくりは難しそうで「自分でつくる」という発想はなく。（いずれ…と思うだけ）
ワークショップの参加もとても良い経験でした。
そこから味噌作りを続けていたけど、
2024年の秋くらいに、使いきれず結果として熟成2年越えになった味噌を久々に蓋を取ってみたら…
すっごい色が変わっていて、とても良い香りがして、匙ですくった感触も私が知っている味噌とは違ってて。
そしてちょっと口にしてみたら…とても美味しい、、、
というかこれはもはや味噌とは別格では？？と衝撃
仕込み容器の候補
熟成味噌の変化に衝撃を受け、木桶で仕込んでみたい欲が爆上がり。
この時の仕込み容器はタッパーウェア。
本当は甕を購入して仕込むつもりだったけど、木桶で仕込んだらもっとすごいことになるのでは…と思ったらもうひたすら木桶について調べてて
→木桶を購入。
※タイミング良く、釘や金物を一切使っていない、木と竹のみの木桶を購入できた。
【補足】
木桶での仕込みを調べていると、微生物の熟成に最適な不思議なバケツ「いきいきペール」という容器があることを知った。
…いきいきペールで味噌を作りたいけれど、今年は木桶以外にも仕込み完了しているので次回まで待つことに。
バケツの他にシート状のものもあったので、木桶にかぶせていたビニール袋を、いきいきパックシートに変更。
そして、今年初挑戦の醤油仕込みでいきいきペールを使用。
気になっているお味噌
【また作りたいと思っているもの】
・黒豆味噌！
※黒豆の風味豊かでとても美味しい。
【今後作ってみたいもの】
・八丁味噌（豆味噌）
※出身が東海地域でずっと八丁味噌で育ってたので馴染み深い。
※お味噌汁、というより料理の調味料として入れると味が締まって好き。
・ひよこ豆味噌
※甘味があって美味しいらしい。
・おから味噌
※熟成期間が短く、美味しいらしい。
【試してみたいこと】
・いきいきペールで味噌作り