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10年前の自分へ。「当たり前の生活」をしなさい

10年間への自分にこんにちは。
これからあなたは、土日祝日・ゴールデンウイーク・年末年始が
ずっとお仕事の6年間を過ごします。

飲食業ならそれが当たり前、仕方ない。。。

そう思いながら働いているでしょう。

情報弱者だぞ!

その6年を経て、ベンチャーに転職したあとのカルチャーショック。
今のうちにその実態を伝えておきましょう。

あなたはどちらを選ぶのか?

某チェーン店と、某ベンチャー飲食での働き方が違いすぎた

某チェーン店の場合

お店の営業時間は11時から23時くらい(店舗による)。

当時は、店長はランチもディナーも店頭に立たないといけない、
という方針だったので、少なくとも12時~20時くらいはコアタイム。

それに、事務仕事が1~2時間ほど入って、拘束時間10時間くらい。

一般的なオフィスワーカーの方と、それほど変わらない勤務時間。

ただ、生真面目なあなたは店長的な足かせで、
自分で自分の勤務時間を延ばしていました。

「人件費コントロール」

商業施設の中のレストラン、16時とか微妙な時間って、
お店にスタッフさんが無人だったりしませんか?

あ、あれ?お店開いてますか??と不安になったりする。。。

そういう日は、奥で店長が1人、事務作業してるかもしれません。

なんでそんなことになるのか

売上における人件費の割合がいくらか、というのを「人件費率」と
言いまして、会社で「これ以上超えるなよ!」という基準が
設定されています。

基準を超えると、月1回の店長会議でガン詰めされたり、
ねちねち言われたり、会社によっては自分の評価に直結したりするので、
基準に近づけるようにつねに努力しています。

本当は、平日の15時~17時など、まったく来店がない時間もあるので、
アルバイトの子に営業を任せて、店長は事務作業、、、ってしておけば、
20時にお客様落ち着いてきたなぁ、今日は〆作業は、○○ちゃんいるから
任せられるし、帰ろ~!おつかれっした!!

ということも可能です。
夢の8時間勤務!!

でも、そんなことしてると、みごとに人件費率オーバー。
特に売上の低い店舗では、あっという間です。

なので、15時~17時も自分でチラチラ店頭を見つつ、
ちょこちょこ事務作業したり(全然進みません)、
ヒマな日は21時でアルバイトの子を上げて、〆作業は自分で行ったり。
細かく1,2時間を削減します。

そして、店舗の社員は1人。それ以外はみんなアルバイト、という布陣。

そうすると、事務作業を手分けして…ということもできず、
全て店長が行うことに。

時には、事務作業する為だけに休みの日に出勤してきたりね。

昔の日記に、『今月は丸一日休み、あきらめた』
という記述を見つけて、思わず吹きましたよ。あきらめんな!w

某ベンチャーの場合

ある日、私は転職しました。
転職先は、創業3年目のベンチャー。

配属された店舗は、完全予約制で、夜の営業のみ。
店舗の営業時間は、18時から23時。

出勤時間は、14時から23時~23時30分くらい。

休憩は1時間あるので、実労働時間8時間+α。

え、いいの?

最初のうちはビビりました。
あれ、夢の8時間勤務が目の前に。

ちゃんと毎日帰れる。
お風呂にも入れる。
たまには自分でご飯とか作っちゃう余裕も持てる。
朝はゆっくり起きても、ゆっくり準備できる。

生きてるって感じ

スタッフも、アルバイトさんはほぼおらず、9割がた社員。
1日の中で細かく「調節」なんて考える必要もなし。
そもそも「基準の人件費率」なんてなかった。

予約制なので、閉店間際に団体様来店…などの心配もなし。
事前に店舗の繁閑が分かるのは、心理的にもありがたい。

さらには、5月のゴールデンウイーク、年末年始は、
カレンダー通りのお休み。公休です!

公休…!!

最初の1年はホントに戸惑いました。
お正月、何していいかマジ分からなかったです。ずっとTV観てました。

店舗の営業も、予約のお客様が帰ればそこで終了。
混んでても23時30分を超えることはめったになかったです。

なんで、そんなに差があるのか?

誰しも後者のベンチャーの例みたいに働きたい!
って思いますよね。

大きな違いはこの3つかと思います。

・1店舗における社員数の違い
アルバイトさんが採用できず、シフトが埋まらない、
という心配もほとんどない。

・営業時間の違い
チェーンは1日約11時間、ベンチャーは1日約5時間。

・飲食以外の営業領域がある
ベンチャーの方は、飲食以外の業務も行っていて、
店舗で儲けないといけない!ということでもありませんでした。

ただ、

もちろん、表があれば裏がある。
某ベンチャーにおいても、長時間労働以外の苦労はありました。

・社員間の人間関係
・営業時間以外の時間の成果を求められる
販促のアイデア出したり、SNS配信したり。
・新しい業態へ異動したり動きが早い
夜、お酒を出していたら、朝コーヒーをハンドドリップで入れてたり。
ふり幅がなかなか。
・コロナ過で職が無くなる
全員ではないんですけど...。やっぱ大手は強いよね。


まとめ

毎日の業務は厳しくても、それによって会社全体が継続できている、
と考えると難しいところです。会社が無くなったら毎日望まぬ休みだよ。

今では深夜営業・24時間営業も少なくなったし、
長時間労働も飲食業のみならず社会全体の問題でもあるし、
リモートワークが進み、勤務時間や勤務する場所も
自由度が増してきました。

あれ?

コロナで色々変わったね、って話だったっけ?

ただ一つ、10年前のあなたに伝えて終わりにしよう。

なにも予定がない、お休みの日に、
店舗から電話がかかってくる心配もゼロで、
のんびり自分の好きなことしていると、

ああ~、これが当たり前の人間の生活だぁ!

と、心の底から思ったよ。

それをあきらめるなよ!!

以上!!

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