【火災保険】これって補償してもらえる?=室外機の水没=
また、2024年度にも火災保険料が値上がりするという報道がありましたね。2022年10月にも値上がりしたばっかりで・・・・
それもこれも昨今の自然災害による被害が甚大で保険金の支払いが多いことが理由です。保険金の支払いが多いってことはそれだけ被害に遭っている人が多いということ。
毎年5月頃から台風や大雨による被害が心配になります。
筆者もいつしか「今年は何も起こりませんように🙏」と願うようにもなりました。
2023年も既に九州地方や東北地方などで水害被害が起こっており、まだまだ大雨の影響は続きそうです。
インズウェブでは保険の補償について発信しています。水害被害で住宅はどこまで補償してもらえるのか?実際の被害では細かな損害なども多く発生してしまうと思います。そこで、エアコンが欠かせない季節でもありますから、「火災保険で室外機の水没は補償してもらえるのか?」について解説したいと思います!
室外機の水没は火災保険の「水災補償」で補償
室外機が大雨などで水没・浸水して修理・交換が必要になった時には、火災保険の「水災補償」に契約していれば、火災保険で修理することができるかもしれません!
火災保険の水災補償には支払い基準が設けられていて、大雨で室外機だけが被害を受けた!といったような場合には、補償を受けられず、支払い基準を満たした被害を受けている時には、室外機も補償の対象になると考えておくとよいかもしれません。
※室外機だけの損害では、火災保険は使えません!
【水災補償の支払い基準】
・建物(家財)の保険価額に対して30%以上の損害を受けた場合
・「床上浸水」または「地盤面から45cmを超える浸水」によって損害が生じた場合
※床上浸水とは、畳やフローリングなどの居住部分の床を超える浸水、地盤面とは、建物が周囲の地面と接する位置のこと。ただし、地盤面について、地下室など床面が地盤面より下にある場合は、その床面をいう。
火災保険の「特定設備水災補償特約」の紹介
近頃の住宅は、屋外に高額な機械設備が設置されている家庭が増えていますよね。水害も増えていることもあり、住宅の機械設備が損害にあうことも増えており、火災保険でもこうした機械設備に対する保険として、火災保険に損害の程度にかかわらず損害に備えられる補償として「特定設備水災補償特約」という火災保険の特約がつけられる保険会社も登場しています。
特約をつければ火災保険料は高くなってしまいますが、水害リスクが高くなっていますからあると安心な特約かもしれませんね。
メーカー保証が利用できればそちらを利用
火災保険で、水災被害に遭った室外機を修理する事ができますが、エアコンや室外機に限らず、電化製品はメーカー保証が利用できればそちらを利用した方が確実だと思います。まずは、メーカー保証の対象かどうか補償期間内かどうか、対象になるかどうか確認してみましょう。
室外機が水没した時は、エアコンの使用を中止
室外機は、常に外に設置されているもののため、内部に雨が入りにくい構造になっていますが、水につかってしまったような場合では、何かしらの損害を受けている可能性が高いです。
そういった場合、外観的に問題がなさそうい見えても漏電や発火等を起してしまう心配があるのでエアコンの使用は止めましょう。エアコンのブレーカーを切って、ゴム製の手袋をして電源プラグを抜いておきます。
【室外機の水没による危険】
漏電
発火
感電
家の電気系統に影響を及ぼす可能性
他の家電も故障する可能性
室外機の浸水対策
梅雨や台風シーズンは日本列島の各地で水災リスクがあります。ゲリラ豪雨などで被害を受けてしまうこともありますが、大雨や台風などは天気予報をチェックし事前に浸水対策をしておくこともよいと思います。
土嚢や水嚢の用意、高脚置台などを利用し室外機の設置場所を高くするなどの対策も有効です。今では、YouTubeで対策方法を検索したり、高脚置台を自分で設置する方法などをみながら作業することもできますが、難しい場合は業者に依頼しましょう。
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水災による損害の場合は、室外機と同様に支払い基準を満たせば補償の対象になります。