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海に向かえば

海に揺られていたいといつも思う。

思えば僕は、要所要所で海に救われてきた。

初めての転校で親友と仲良くなるきっかけをくれた日本海での磯遊び、自分の生業となるライフセービング、振られて吹っ切れたきっかけのダイビング、適応障害になり社会への接点となり続けてくれたカヌークラブの幼児教室。

この縁はなんなのだろう。

加えて自分の興味がそそられることに、水の要素が入り込むことが多い。

言葉では「揺れる」「流れる」「たゆたう」「打ち寄せる」「循環」。
好きな色は青とネイビー、自分でも狂信的な気がする。

自分の中の思考の整理として、海に行った時の感想をマガジンで書いてみることにした。

自然を相手にして何か感想を言うと、自分の感想がスピリチュアルな雰囲気になってしまう。好きではないが、どうにかして言葉にしていきたいと思う。
言葉にできない脳内物質によるものなのか、言葉で定義してしまうとそれにk固定されてしまうからしないほうがいいのか。これらはわからない。

ただの1人遊びとして、思考のままに更新しようと思う。

「砂浜を裸足で歩けば、悩み事なんて一発で解決よ」
僕のクラブの名誉監督の言葉である。

これを思いついたのもまた砂の上。

奇妙な縁である。

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すずきけんた
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