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[雑記] 夏の終わりにマーケットを振り返る

8月も今日で終わりです。
今年は8月31日が土曜日で、9月1日が日曜日。
学校の夏休みが8月31日までの地域では、夏休み明けの第1週から5日間フルにありますね。これ気持ち的になかなか辛くないでしょうか。

私は小学生の頃、特に夏は食欲が落ちるので、夏休み明けの給食が憂鬱で。
食欲が落ちているのに秋とか冬とかと同じ量を食わされるうえに、無理して頑張って時間かけて食べているのに「毎日いつまでも給食食ってんじゃねえ」と教師に怒られ。もちろん残すことが許されないからそうなるんですが。

そんなだったので、私、夏休み明けに学校行くのがとてもイヤで。
9月1日は子供の自殺率が他の日と比べてめちゃくちゃ高いらしいですが、ちょっと気持ちわかるわあ、と思ってしまいます。
そんなこと言ったら死んだ子たちに「死なずに生きてるおまえに何が分かるんだ!」と言われると思いますが。


さてそれでマーケットです😅。
今年の夏は、株式市場や為替市場に参加している人たちにとっては、熱すぎる夏?あるいは肝の冷える夏?だったでしょうか。

7月31日の日銀の金融政策決定会合で政策金利を0.25%に引き上げることが決定されると、翌8月1日から東京市場で株価は下がり始め、8月5日(月)には日経平均株価が史上最大の下げ幅4,451円、率にして12.4%を記録する大荒れ相場となりました。

24年7~8月の日経平均株価

そして翌日には今度は3,200円を超える上昇。波が荒すぎて酔ってしまう。私、ここは株を安く買えるチャンス!とナイフとフォークを構えて食べる気満々で待ち構えていたのですが、日銀の内田副総裁が「金融市場が不安定な間は利上げをしない」などと余計なことを言ったものだから、株価上がっちゃったじゃないですか。まるまる太った美味しそうな獲物を目の前でかっさらわれてめちゃくちゃ腹立つ😅、クイモノの恨みはオソロシイ😆。
どうせ言うなら「株価なんて上がることもあれば下がることもある、金融政策は株式市場のためにやるわけではない、一般の日本国民が安定した生活を継続するために必要な措置を取っていく、それが株価を下げることになろうとも」くらいのことを言ってほしい。日銀が見るべきは株価ではなく、物価(特に食糧やエネルギーなど生活必需品の物価)と、その物価の安定に寄与する外国為替市場であるべきだと思います。ふんす😤。


外国為替市場では、政策会合の前から行き過ぎた円安ドル高の是正が始まっていましたが、政策会合を経て是正が加速、日経平均株価が大暴落した8月5日には1ドル=141円台になる時間もありました。
ニュースなどで円高円高と騒いでいましたが、2022年の年初は1ドル=115円くらいでしたし、購買力平価から計算したドル円レートは1ドル=105円~115円くらいなので、ぜんぜん円高ではないです。1ドル=141円で、ようやく今年の年始の水準。

24年7~8月のドル円為替レート


ただ、1ドル=160円を超えていたドル円レートが、8月末時点では1ドル=146.13円。多少はマシな状態に戻ってきました。手放しでは喜べないですが、1ドル=160円を超えて170円、180円と円安が加速することにならなかったのは僥倖だと思います。
為替レートのフェアバリューなどあってないようなもの、購買力平価がフェアバリューなのかもしれませんがそんなモノとは無関係に結局は需給で決まるので、みんなが上がると思ったら上がるし下がると思ったら下がる、予想が自己実現してしまう恐れがあるのです。ドル円の長期チャートを見るとわかりますが、1ドル=160円を超えて円安が進むと、もう次の節目が1ドル=250円くらいまでないんです。もし1ドル=160円を超えて明確に円安が進むようなことがあったなら、どこまで落ちるかわからない恐怖を味わうことになるでしょう。

ドル円レートの長期チャート


8月はこんな大荒れなマーケットでしたが、「果報は寝て待て」と何もしないで待っていた人にとっては、終わってみればほぼ無風。そして私はこの「果報は寝て待て😴」のタイプ😆。

下のグラフは、2022年の年初を基準値100として指数化した、毎月月末のドル換算した私の株式資産(緑色)と、同じくドル換算したTOPIX(ピンク色)を示しています。
8月30日の数値は、前月末の数値とほとんど変わっていません。資産を売りも買いもしない、何もしないで待っていれば、結果的にはなにごともなかったかのように1カ月が過ぎていった、ということになりました。


日経平均株価が暴落して底値をつけた8月5日時点でさえ、緑の線は2022年の年初のはるか上。もちろんこの2年半の間に追加投資した分の下駄を履いてはいるものの。これが長期分散投資の効果かあ、と改めて感慨深く思っているところです。


思い返してみると、株式投資を始めてあまり年数が経っていない頃は、含み益の大きな銘柄がないので、基本的に常時含み損状態でした。これは当然です、底値で買わない限り常時含み益という状態にはなりません。時間の経過とともに株価が上昇していき、やがて大きな含み益を抱えた銘柄が出てきます。これが安定的に大きな含み益を保持したまま、この程度の株価下落ではビクともせず、含み損に転じた他の銘柄のマイナスを補って余りあるほどであることが、心の安定につながります。

私がやってきた、現物取引限定、有配当株への長期投資という手法は、最初のうちほどつらいゲームなのです。配当も小さい、含み益も小さい、すぐ含み損に転じてしまう。そんな状態を乗り越えて、時間をかけてこつこつ投資を継続できた人だけが甘くて美味しい果実を手にすることができる、というゲーム。他の投資方法(短期売買で利益確定を繰り返す、空売り、つなぎ売り、など)はやったことがないので知りませんけど。


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