多少高くても買わせる必殺技を知りたくないか?
今日は「行動経済学」に基づいた話で
最初に与えられた情報に引きづられる「アンカリング効果」について。
実は身近にもよく使われている古典的な手法なんです!
そのデザインは伝えられているか?
先日、歩いていて街頭でティッシュをもらいました。
まあよくあることですが、そのティッシュデザインを見てある違和感を感じました。
そのデザインがこちら↓
何か違和感がある...
整体の宣伝ティッシュ。
オレンジで少しだけ目立つように「初回体験 特別価格」とあり
その下に
平日・・・3,980円
土日・・・4,980円
と価格が載っています。
これの何が変かというと...
特に整体に行かない自分にとって、それが
高いのか安いのか?わからないことにありました。
人は、最初に与えられた情報に引きずられる
価格訴求で最も重要なのは
安くなっていることを明確に打ち出すこと。
下のように前の価格にバツをして安くなった価格をのせる。
あまりにもよく見るこの手法は、実はとても大事な手法だったのです。
これも実は行動経済学の理論で、
人は、最初に与えられた情報に引きずられて判断する傾向があり、
これを「アンカリング効果」と言います。
アンカーとは、船の"いかり"を意味し、
ここでは安くなる前の価格がアンカーとなり、
安くなった価格を際立たせているのです。
実は日常に潜む「アンカリング効果」
実はこのほかにも「アンカリング効果」を活用した買わせるための工夫がたくさんあります。
例えば...
時計店の入り口のショーウィンドーに150万円の時計が飾ってあった。
「うわー高いな!誰が買うんだろう」
と眺めて入ると、その時点でその高級時計が"アンカー"となり、他の時計がお得に感じてしまうのです。
インテリアショップなどでも、入り口にやたらと派手なシャンデリアが置いてあったり、
飲食店でもメニューの最初に黒毛和牛を使った高い料理が載っていたり。
日常にこれだけ潜んでいる「アンカリング効果」。
あまりにも基本的な手法ですが、まだまだ効果的な手法があるかもしれません。
やっぱり"基本は大事"ですね!
それでは今日はこの辺で。
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作り手視点から
売れる仕組みを考えます
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記事を書いた人:インサイトマーケティングラボ 地元 神奈川 川崎を拠点に札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡にて企業の経営伴走マーケティング支援事業、ブランディングデザイン事業を展開。コンサルティングディレクター:代表 山浦慶太