選んでもらう"ワザ"がある!?
「行動経済学が最強の学問である」という本のベストセラーで
一躍有名になった「行動経済学」。
"フレーミング効果"や"ナッジ理論"など難しそうな単語が並びますが、実際は私たちの"ついやっちゃうよね"と言う不合理な人間性による行動を追求していく学問です。
近年はグーグルやアマゾンなど企業のマーケティングの中心に据えられている「行動経済学」を、身近な実例も交えてわかりやすく解説していきます。
つい他の人の目が気になってしまう
他人と自分を比べたくなる
こんな現象は人間 誰でもあるものです。
他人と自分を比べなければ、欲深くならずに生きていけるかもしれません。
ただやっかいなことに、これは人間の本能、というかインプットされたもののようです。
集団でいる方が安全だし、自分もラクができる、さらには団結して強さも出せる。
人間はその機能が他の生物よりも強いからこそ、繁栄したのではないでしょうか。
というわけで、人間に刻まれた悲しい性(さが)。もうどうしようもないことです。
ただ、そこを狙って商品を訴求すればうまくいくかもしれません。
比べさせて、買わせよう
人に物を売るときに、比較するものがなければ難しいと言われます。
シンプルな方がいいからと、選択肢を一つにしても、相手は困惑してしまいます。
比較対象ということで2つにすると、それはそれで安い方に傾いてしまうかもしれません。
では!10個にすると、、、もうどれにして良いかわからなくなってしまいそうです。
松竹梅、3パターンで、行く!
2択だと、どちらか一方、多くの人は安い方を選んでしまいますが
3択だと真ん中が選ばれる確率が高くなるのです。
これは「極端の回避行動」と呼ばれるもので、私たち人間は何かを選ぶとき
極端なものを避けて中庸を求めるという傾向があるのです。
買わせたいものは、真ん中で。
3択を利用した料金設定は実はたくさんあります。
"ネットフリックス"が最たるもので、真ん中の「スタンダードプラン」に加入している人は多いのではないでしょうか。
人間の本質、本能を理解し、そこに見合った戦略を立てる。
行動経済学の基本ですね。
以上、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
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作り手視点から
売れる仕組みを考えます
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記事を書いた人:インサイトマーケティングラボ 地元 神奈川 川崎を拠点に札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡にて企業の経営伴走マーケティング支援事業、ブランディングデザイン事業を展開。コンサルティングディレクター:代表 山浦慶太