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モンゴル長距離寝台列車 サインシャンド- 30代女の一人旅

ウランバートル市内をある程度満喫したので
ロシア(旧ソ連?)製の鉄道に乗れると噂の長距離列車を試してみることにしました。

カラコルムという古都が宿のスタッフの方の故郷だということで
おすすめされたのですが、ウランバートル市内から出るバスは11:00発の一本しかないとのこと。残りの旅程など鑑みると難しかったため
日帰りで行ける鉄道旅を選びました。

鉄道に乗るといっても、行先を決めねば、ということで、なにやらワールドエネルギーセンターなる、いかがわしい場所がゴビ砂漠にあるとのこと。いかがわしい場所が、なぜいかがわしいのか知りたく、また恐竜の化石も触れるということで、そちらに行くことに決めました。ゴビにも行ってみたかったし!

・サインシャンドについて

ウランバートルから鉄道で約9時間、ゴビ砂漠の東部にある町です。チベット仏教の有名寺院がいくつもあるほか、大地のエネルギーを感じられる場所がいくつもあります。感受性の豊かな方なら、何か感じるかも?夏は焦げるくらい暑い、いや熱いらしく、冬は極寒だそうです。そんなに見るところもないので、日帰り旅で十分だと言われました。事実、一泊二日する必要はないかと思います。

・サインシャンド到着後の車手配
サインシャンド内はすべて車しか交通手段がありません。10月とあり雪も降ったためバイクという手段は現実的でなく、車一択となります。地元の人が車で回ってくれるのが一般的みたいで、鉄道を降りたら声をかけられます。車の手配は、現地に着いてからお願いするのが一般的なようです。モンゴルの人もそうするんだとゲストハウスのスタッフの方が言っていました。私は不安だったので、事前にゲストハウスのスタッフにやや強引に(笑)お願いして、お友達を紹介してもらいました。陽気なおばさんで、最後には独身って最高だね!と二人で意気投合して別れました。 私の場合、値段は車やガソリン代、ツアー代すべて込みで6000円くらいです。サインシャンドに鉄道が到着して、降りた瞬間に「ジャパニーズ?」と声をかけられました。みんな降り口で待っているのが普通なようです。自分から探しに行かなくていいので楽でしたが、結構びっくりしました。ただホスピタリティはなく、場所まで連れて行ってもらって、大方説明されたら放置という感じだったので、ツアーガイドというわけではなさそうでした。英語も全然できない方だったので、翻訳アプリでずっと話してました。

・モンゴル鉄道切符の取り方

ウランバートル駅で直接買うことも可能ですが、私はゲストハウスのスタッフさんにお願いしました。手数料などは取られず、スタッフが代わりに払ってくれるので、私がその分を現金でスタッフに渡すという段取りです。

だいたいウランバートル市内のゲストハウスは、どこもツアーを準備しているようでチケットの手配代行も、一般的にゲストハウスが行ってくれるみたいです。モンゴルに来たら、一人旅でもなんでもとにかくゲストハウスに泊まってしまって、ツアーに参加すれば楽だと思います。

寝台列車の一等車を狙ったのですが、運よく一席空いていました。前日だとだいたい埋まってるから、賭けだよと言われました。ラッキーでした。
寝台列車利用の方はなるべく早めに予約されるといいと思います。

ゲストハウスで印刷してもらった紙のチケットです。乗車時にコンパートメント前に立っている乗務員さんにパスポートと一緒に見せます。
ウランバートル駅。市内中心部から歩いていきました。夜移動でも大通りを通ればさほど怖くありません。
ODAかな?日本の協力でつくられたそうです。


鉄道。石炭で走っています。
シーツは自分で敷きます。きれいで快適でした。敷布団は薄いですが、室内はとても暖かったです。コンセントはありますが、機能していません。充電器は必須です。
サモワールもあります。水筒かお茶を持っていけば入れられます。粉コーヒーは紙カップとともに販売しているので、乗務員さんから買うことができます。

★トイレはついていますが、主要駅の一駅前になる?あるいは終点にある程度近づくと使えなくなります(うろ覚えです…間違っていたらすみません)。洗面水道も同様ですので、タイミングを見て適宜済ませておくのがベストです。

★食事の販売もないため、軽食やお菓子は持って行ったほうがいいです。ウランバートル駅にKIOSKを始め、コンビニで購入しておくか、
フードコートであらかじめ食事を済ませておくのもいいと思います。

あと、ぜひ伝えたいのが

ゴビの肉料理は臭みもなくて、美味しい!!!ウランバートル市内で食べたモンゴル料理よりも圧倒的に、美味しい!!!!!!

ということ。ガイドさんによると、ゴビの肉は美味しいと有名なんだとか。
どこかでちらっと見たのですが、モンゴルでは動物の命をいただく際、苦痛を感じないように一瞬で殺してしまうのだとか。こんなに雄大な自然の中で、人間が流れに抱かれながら生きているんだから、その方法に至るのは当たり前なのかも、とその話に妙に納得してしまいました。

以上です。サインシャンドの写真はたくさん上がっているので、割愛します。ぜひ行って直にそのエネルギーを感じてみてください。鈍感な私ですら、ここはいい!!と興奮しました。実はエネルギーセンターの枠から出た赤土部分が一番よかったのですが、これは秘密…笑

それではまた!

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