“最遅”でおしゃれになる方法
-誰も言葉にできなかった「あなたのセンス」を解き明かす-
YouTubeやInstagramに転がっている「簡単におしゃれになる方法」や「絶対にモテる服装」は全て戯言です。
そんな魔法のような方法があれば、今すぐわたしに一報をください。
その方法がたしかなら、スタイリストはおろか洋服屋から販売員が消え、ほとんどのファッション雑誌が遅くとも再来月には廃刊に追い込まれることでしょう。
「簡単におしゃれになれる方法なんかない」
再生数やいいね数に喘ぐインフルエンサーは決して同意しないかもしれませんが、これが現実です。
試しにChat GPTに「おしゃれなスタイリングを紹介して」と質問してみてください。極めて具体的な提案をいくつも生成してくれるはずです。
それを真似すれば、たしかに一定水準を満たした“おしゃれ”らしい服装が表面的にはできあがるでしょう。
しかし、そうして生成された“おしゃれ”は一体誰にとっての“おしゃれ”であり、誰のための“おしゃれ”なのでしょうか。
インフルエンサーが発信する“おしゃれ”もまた、Chat GPTが生成するソレと同様です。
ファッションは「誰でも真似できる再現性の高い方法によって、おしゃれに見せる」ことだけが魅力ではありません。
むしろ、わがままに自分が心から着たい服を自分らしく着ることこそがおしゃれといわれる時代がもう目の前に迫っている。わたしはそう断言します。
なぜなら、“自分が心から着たい服”や“自分らしさ”という内面にフォーカスしたファッションは生成不可能であり、代替不可能だからです。
「ただの綺麗事だ」と呆れたのならここで読むのをやめても構いません。
しかし、わたしは本気です。
この疑問に対して、おしゃれな人の法則を的確に言語化し、ロジックに基づいたファッションを展開することは多くの人にとって有意義なものでしょう。
しかし、それがすっかり当たり前となった世の中で、独自の価値を持つのがロジックに寄らない“あなたのセンス”に基づいたファッションです。
だからこそこのブログでは、最速でおしゃれに“見せる”方法ではなく、多少時間がかかっても(場合によっては最遅で)おしゃれに“なる”方法を、ロジックではなく、あなたのセンスによって構築していくノウハウを発信していきます。
しなやかで自由な、自分らしいファッションをはじめましょう。
今、ファッションに必要なのは“センス”です。
それも他ならぬ“あなただけのセンス”です。
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