「D&I」を取り入れている企業の紹介~(花王・LIFULL・カゴメ)~
「多様性」というイメージから上記のメインビジュアルを選びました。皆さんはどの色に目が行きますか?意外と人によって違うのでしょうか?
今回は「find Insity」といて、勝手に共感する企業を紹介させていただきます。
いろいろな会社が「D&I」、「DE&I」、「SDGs」などの声明を上げています。その中で個人的に「魅力的だな」と思った企業を紹介していきます。
といっても、企業の内情を知っているわけではないので、完全なる個人の感想になりますので、あしからず。
1.花王:花王ウェイ(企業理念)
まずは企業理念から紹介させてください。
(僭越ながら)この企業理念は良く作られていて、秀逸です。おそらく相当な時間とコストをかけているはず。それだけの価値がある、ということでしょう。
「行動原則」→「基本となる価値観」→「ビジョン」→「使命」
なんと言っても、最初のイラストですべてがまとまっている、というシンプルさ。すごいです。
この企業理念を2021年7月5日に刷新したのち、2023年6月13日には"「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DE&I)方針」を策定"というプレスリリースを発表しています。
以下がその内容ですが、すごくこだわりを感じます。
※漢字、ひらがなの使い方など
3つの軸の中に「ビジネスパートナー」が入ってくるのも特徴的かつ企業の個性が出ているな、と思っています。
2.LIFULL:「したい暮らしを、あらゆる人に。」
「したい暮らしを、あらゆる人に。」
2019年11月に上記をビジョンとして掲げ「LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL」という事業活動を始めています。
この活動では、誰もが自分らしく「したい暮らし」に出会える世界の実現を目指されています。
そんな「LIFULL」ですので、D&Iへの取り組みも積極的です。
「D&I+(ディーアンドアイプラス)」とネーミングをつけて、「Diversity & Inclution」だけでなく、「Equity(公平性)」と「Belonging(一体感・帰属意識)」も重視されています。なかなか「Belonging」まで意識している企業は少ないので、ここも特徴的だな、と思いました。
また、「D&I+委員会の設置」「ジェンダーギャップ」「多文化共生」「法的規制を超えるダイバーシティ確保への取り組み」「事業を通じた取り組み」etc…
紹介しきれないくらいの様々な取り組みが記載されています。常にD&I+を考えて内容をアップデートしているのが良く伝わります。
3.カゴメ:心理的安全性の浸透(チームビルディング)
2022年10月には「D&I for イノベーション推進室」を設置して、力を入れています。
「持続的な成長」を目的としていて、そのためには「D&I」が必要不可欠、と考えていますね。
上記の中で「現在のカゴメ」として自分たちの立ち位置を明確にした上で、以下の記述があります。
これを明確に表示している点もすごく良いですね。逆に言うと、「現在は出来ていない」こと認めてしまうことになるので、このような書き方でオープンの場で公開するのは勇気がいると思うのですが、さすがです。
ここでも「SOGI(性的指向と性自認)の尊重」「副業制度」「野菜を好きになる保育園 ベジ・キッズ」など様々な取り込みを推進しています。保育園は「野菜」にこだわっているのが「カゴメ」らしくて良いですね。
最後に:「find Insity」という取り組みについて
当社では「find Insiry」と称して、世の中にある「みんなちがってみんないい」を体現している人や企業などを紹介しています。
今回は「D&I」をテーマに(立場をわきまえろ、と言われるくらい大変おこがましいですが)3社の取り組みを紹介させていただきました。
D&Iを対外的なちょっとした「パフォーマンス」としてアピールしている企業もある中で、真剣に取組んでいる素敵な企業だと感じました。
今後もこのような形で勝手に良いと思ったものを紹介させていただければと思います。ではでは。
(追記)
「D&I」を取り入れている企業の紹介として下記の記事も公開しました。
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