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インバウンド戦略⑤ 多言語翻訳サイトの需要拡大!導入前に注意すべき4つのポイント


世界各国の国旗

多言語翻訳サイトとは

 多言語翻訳サイトとは、複数の言語に対応したウェブサイトのことです。
コロナ禍以降、日本で暮らす外国人が安心して情報収集しやすい環境を整備するため、政府や自治体では多言語対応が急速に広まりました。
 企業においても訪日外国人旅行者の増加や海外進出・越境ECの拡大により、多言語に対応したサイトは急務の課題となっています。

では、多言語翻訳サイトを導入するにあたり、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。
今回はこれから多言語対応サイト導入を検討している企業様向けに注意したいポイントについて紹介いたします。

自社サイトを翻訳する前に

対応言語は英語だけ?

 自社サイトを翻訳しようとするとき、「英語だけで十分だろう」と考える方が多いかもしれません。
たしかに英語は世界で使用する人が最も多い言語ですが、それだけで本当に十分と言えるのでしょうか。

 観光庁のデータによると2023年1月~2023年12月までに日本を訪れた外国人の出身国は、韓国、中国、台湾が多く、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インドも過去最高を記録しています。
 このように多様な国の人々が日本を訪れている事実を鑑みると、英語だけでは不十分なことが分かります。

独⽴⾏政法⼈ 国際観光振興機構 訪日外客数(2023 年 12 月および年間推計値)

多言語サイト作成の4つのポイント

1. 国旗≠言語 アイコンは避ける

 多言語サイトや自動翻訳ツールを導入しているWebサイトで国旗のアイコンをよく見かけます。
たしかに国旗アイコンはサイズが小さく、画面の隅に配置することができるため導入しているサイトは多いのですが
これには注意が必要です。

 例えば英語の場合だけでも イギリス・アメリカ・カナダ…と、すぐに数カ国連想できるはずです。
他にもスペイン語は中南米、フランス語はアフリカ諸国で公用語と、言語と国を挙げていくと
一概に「国=言語」ではないことがご理解いただけるのではないでしょうか。
しががって国旗アイコンを使用することは避けるべきでしょう。                     

2. 切り替えボタンはわかりやすい場所に

 多言語切り替えボタンは、ヘッダーやフッターなどユーザーがすぐに見つけられる場所に設置しましょう。
また、切替ボタンの言語名は「その言語」で表記します。

 言語切替メニューが必要な人は、今表示されているその文字が読めなくて困っている人のため
その人が必要とする言語を表示することが重要なのです。

 例えば日本語と英語と韓国語の選択肢がある場合は
「Japanese / English / Korean」のようにひとつの言語ですべて表記するのではなく、それぞれの言語で
「日本語 / English / 한국어」と表示すべきでしょう。

3. 文字数の増減に対応できるデザインに

 翻訳した言語により文字数の増減があるため、レイアウト調整が必要となります。
このレイアウト調整は翻訳の仕上がりを大きく左右する重要な工程です。
対処法としては、

あらかじめ充分なスペースを空けておく
◆コンテンツ幅が自動調整されるように設定する
◆文字サイズや行間を調整する
◆翻訳会社にレイアウト調整まで依頼する


これらの方法により、原文に沿った翻訳サイトに仕上げることができるでしょう。

4. 対象となる国に合わせた表現で

 多言語化する際には、対象となる国や地域の文化や習慣に合わせた表現をすることが重要です。
文化を理解しないことによって意味を取り違えてしまったり、逆の意味に訳してしまったり、
わずかなニュアンスの違いや、時に決定的な誤訳を生み出すことに繋がりかねないからです。

 翻訳においても単語の意味だけでなく元の言語と対象の言語に含蓄される文化を深く理解し、
文化的なニュアンスも考慮する必要があるでしょう。

意外な落とし穴!情報更新

自社サイトは立ち上げて終わりではなく、情報を更新し続けなければなりません。
元のサイトに修正や追加があった場合は、翻訳したサイトにもその内容を反映する必要があります。
しかし、通常の業務と並行して日本語のサイトと翻訳したサイトのそれぞれをリアルタイムに更新していくのは
容易ではありません。

 また翻訳を外部の業者に依頼している場合、日本語のサイトとの間で情報更新のタイムラグが
発生する可能性もあります。
ページ更新にかかる期間や作業量、コストなどについて事前に確認しておくことが必要と言えるでしょう。

まとめ

多言語翻訳サイトは、訪日外国人の増加や海外進出を目指す企業にとって非常に重要な要素です。
特定の業界では特に多言語化に力を入れており、ユーザーの利便性向上やビジネスチャンスの拡大を図っています。
導入の際は、適切なポイントを押さえて長期的な目線で設計することが重要となるのではないでしょうか。

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