半径45センチ人生幸福論
あなたの半径45センチにはどんな人がいるか
思い浮かべてみてください?
恋人、妻、夫、親、子ども、親友
自分を含めた半径45センチを今一度見つめることが幸福に繋がる。
半径45センチ以内に入ることを許した関係にこそ人生の幸福は詰まっている。
僕が考える「半径45センチ人生幸福論」は
そんな話。
半径45センチの中の幸福度
「パーソナルスペース」
この言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
パーソナルスペースとは「他人に近づかれると不快に感じてしまう空間」のこと。1966年にエドワード・ホールがパーソナルスペースを4つの分類に分けた。
こんな感じ。
このパーソナルスペースと幸福度を照らし合わせてみるとパーソナルスペースの中心になればなるほど「『自分における幸福純度』は増す」ということが分かった。
僕は人間の幸福というのは対人において生まれる
相対的なものだと思っている。
また不幸があるから幸福があるということそれが紙一重であるということも。パーソナルスペースに近づくほどに関係性や関係時間も増えてくるからこそ小さな意見の相違は多くなる。でもそれは自分の幸福が近い証拠。
だからこそ学びや感じる幸せは多い。
半径45センチは自己中心
もちろん、僕も本を読んだり映画を観たりネットで色々と検索したりと外部から学びを取り入れている。しかしこれは「自分軸」での学びのためである。何が言いたいかというと、
自分軸=パーソナルスペースの中心
であるということ。この自分軸がなく「誰かのために(もちろん45cm以内に関係性がある他人ももちろん)」動いてしまうと幸福はやってこない。
僕が人生の選択に迷っているとき、妻がこんな言葉をかけてくれた。
「あなたが今何かをする、その『何か』があなたの幸せに繋がってるのであれば自分を信じて私たちや子どもたちを気にせず行動すべき。だってあなたの幸せの中に「私」や『子どもたち』はいるはずでしょ」
この言葉をきっかけに僕の世界は
なんだか広がった気がして心が軽くなった。
確かにそうだ。
例えば自分は仕事に行かないといけない。すごく大事な日。子どもがいるから(ぐずっている・預ける人がいない等)いけなかったとする。
どうだろう。
これは自分の幸せを子どもに委ねすぎているのではないだろうか。
もちろん子どもと一緒にいるという選択を選んだことが間違いではないと思う。
しかし少なからずとも仕事にいけなかったのは「子供のせい」にしてしまっている。
後々、子どもが〇〇しちゃったからなと。
これは子どもも望んでいないこと。
子どもはきっと「親と一緒に笑い合う」ことを望んでいる。
親が幸せなら子どもはきっと幸せです。
だからこそ、目の前の問題ではなく、
未来を向くことは大事になってくる。
もう一つ。
「親が言ったから〇〇が出来ない、出来なかった」と親のせいにするパターン。これも自分の幸福を「親」に委ねすぎている気がする。
親は子どもの幸せを願ってます。
こういう風に自分の幸福を誰かに委ねすぎていると「不幸なのは他人のせい」という思考する癖がついてしまい、自分で幸せを獲得できなくなる。
自分に色々な幸せが付与されるイメージではなく、自分の幸せに他人の幸せが含まれるという概念の方が生きやすいのではないだろうか。
我が子から学ぶ半径45センチの人生幸福
前項で話した「自分の幸せに他人の幸せを含有させる」という話をもう少しすると、大人というのは生きていく中で「責任」という言葉がいい意味でも悪い意味でもついてきてしまっていている。
僕は我が子にこんな質問をしてみた。
「自分が一番幸せと思う瞬間ってどんな時?」
すると速攻で
「美味しいご飯を食べてる時!」
と満面の笑みで答えてきた。
あーなるほどなと。
きっと子どもは素直に「美味しいご飯を食べてる時!」と言った時に思い浮かべているのは1人でご飯を食べている風景ではなく「家族みんなで美味しいご飯を食べているとき」の風景である。これこそまさに「自分の幸せの中に他人の幸せを含有させる」ということなのだろう。
そして子どもがそのように幸せだと
親である僕も幸せという循環が生まれる。
このように自分軸で幸せを考えることで
みんなが幸せになっていき自分の半径45センチが
色濃く幸福純度がましていくのではないだろうか。自分の幸せに関してまずは「無責任」でいいのではないか。と思うのです。
半径45センチの中に人生の幸福は詰まってる。
いまや自分の必要とする情報を秒で受け取ることができるしましてや、自分が潜在的に欲しいと思っているものをネットなんかは広告などで教えてくれる時代。
しかしその情報には幾人もの考えや言葉が介されていることもしばしば。
もちろん良いように解釈され成熟した情報もあれば、本質とはズレた解釈をしている情報もある。大事なのはその情報が自分にとっての幸福に一歩でも進んでいるのかを考えること。だからこそ自分を理解している半径45センチの関係性にまずは耳を傾け大切にしていくことが大事。そうするときっと幸福の輪は勝手に広がっていくのではないだろうか。
というか、僕はそう願いたい。
半径45センチに集中することで
そこから得られる学びは宇宙より多く
得られる幸福は海より深いということに
僕は気づいた。
大きな幸せを無理して手を伸ばし
掴もうとせずとも
自分の手の届く範囲の幸せを掴んでいけば
自ずと自分が目指す幸福、大きな幸せに
つながっていくのではないだろうか。
半径45センチの中に人生の幸福は詰まってる。
この人生幸福論があなたにとっての
「半径45センチ」を見つめるきっかけになってくれたらうれしいです。